黒川町家読連絡会は、読書を通して家族でのコミュニケーションを深める「家読」を推進する取り組みを行っています。平成19年に、黒川町が伊万里市における家読推進事業のモデル地区に指定され、それと同時に黒川町家読連絡会が立ち上がりました。連絡会は、黒川町内の小中学の校長や教員、こども園長、老人クラブ代表、青少年育成町民会議長などがメンバーとなり、地域一体となって活動しています。
その中でも、会の設立前から町内で活動していた読書ボランティアグループ「おはなしどんぐり」は、会の中心的な存在として、町内のこども園、小学校や中学校で朝の読み語りの活動を行うほか、黒川コミュニティセンターの図書室を日曜日も開館するなど、絵本とふれあう機会を増やすように積極的な活動を行っています。
はじめに、まちかど絵本箱「えほんのたね」を見学しました。
「えほんのたね」は、令和3年10月に設置された、絵本を24時間だれでも自由にかりられる絵本の本棚です。会の皆さんがひとつひとつ丁寧に作り上げた「えほんのたね」は、電話ボックスを再利用したものや、町の大工さんの手作りのものがあり、町内8カ所に設置されています。今回は、3カ所の「えほんのたね」を見学し、置かれている絵本の豊富さに驚きました。