令和5年春の交通安全県民運動出発式の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
本日ご参加いただきました交通対策協議会委員の皆様を始め、関係機関、団体の皆様には、日頃から交通安全対策に取り組んでいただき、心より感謝申し上げます。
またきょうは、若楠幼稚園の皆さんが一緒に交通安全宣言をしてくれると聞いています。園児の皆さん、本当にありがとう。みんなの声がたくさんの人に届けばいいなと願っています。
今、佐賀県では、「SAGA BLUE PROJECT」を推進し、交差点のデザインを工夫したり、みんなの交通安全への意識を変えていくことで、県民一人ひとりに「交通事故ゼロ」を目指してもらえるよう取り組んでいます。
皆さんもきっと、交通マナーの妖精「マニャー」や、青く囲まれた交差点を見たことがあるのではないでしょうか。
県内の、車が人にぶつかる人身交通事故の件数は、ここ10年で半数以下になりました。ただ、人口10万人あたりの件数は、令和4年では47都道府県中のワースト3位と依然として高い水準にあります。
昨年は、23人もの尊い県民の命が、交通事故で失われています。私たちは「車は走る凶器」にもなりうるとの強い意識をもって、大切な命を守っていく必要があります。
本日から5月20日までの10日間、「やめよう!佐賀のよかろうもん運転」のスローガンのもと、春の交通安全県民運動を実施します。
危険なスマートフォン運転をはじめとした佐賀のよかろうもん運転の根絶を強く呼びかけ、正しい交通ルールや交通マナーのもと、安心・安全なまちをみんなでつくっていきます。
佐賀県から悲惨な交通事故をなくすため、一丸となって取り組んでいきましょう。
これから街頭活動に出発していただく県警察の皆様には、パトロールを通じて、交通事故防止と県民の安全運転の意識向上に努めていただくようお願い申し上げます。
今後も、県警察をはじめ、関係機関・団体の皆様と緊密に連携し、県民の誰もが安全で安心に暮らせる佐賀県にしていきたいと考えておりますので、引き続きの御協力をお願い致します。