次に、無料の新生児マススクリーニング検査というものを拡充しました。
基本的に子供が生まれますと、その直後に、かかとなどから血を採って検査をして、疾患がないかという、20疾患の検査というのは全国でやっているわけですけれども、実はあと2つ、SMAというものとSCIDというものについての検査はなかなか行われていなかったんですね。この2つについては、簡単に言うと、5万人に1人とか、10万人に1人とか、そういう非常に希有な状況で発生するんだけれども、発生することが分かれば、完治することも可能。要は、治ることもできる。でも、それが分からないと非常に厳しい状況になるという病気なので、佐賀県はこの2つも合わせて22個が無料検査できるように、この7月1日検査分から全国に先駆けて取り組んでいます。今これを行っているのは佐賀県と栃木県が一緒にスタートしたということで、栃木県もやっているんですね。うちだけかと思いましたけれども、栃木県も今年からやっているそうなので、この2県が先行して取り組んでおります。
本当は国が22全部やっていただいたらいいのにと思っていて、政策提案もしているんですけれども、取りあえず我々はそういった「子育てし大県」として、22個検査をさせていただくということで取り組んでおります。さらに「子育てし大県“さが”」を進めていきたいと思います。