皆さんおはようございます。知事記者会見を始めたいと思います。
今日は、発表事項が2項目、そして、ピンが5つとなっております。
まず、発表項目の一つ目ですが、いよいよかごしま国体が近づいてまいりました。鹿児島と佐賀パートナーシッププロジェクトとして、鹿児島、佐賀のプロジェクトをやっておりますので、改めてその話をさせていただきたいと思います。
改めてですが、今年開かれるかごしま国体・全障スポと来年開かれますSAGA国スポ・全障スポは“双子の大会”と位置づけております。これはどうしてかということなんですが、かごしま国体というのは2020年に開催予定でした。しかしながら、本当に誰のせいでもない、コロナ禍の影響でかごしま国体は中止ということになったわけですけれども、鹿児島さんも非常に皆楽しみに、一丸となって準備をしていたので、佐賀県としてみると、同じ九州の盟友として、これは一つうちがずれて、ここにお譲りして、鹿児島さんに国体をやってもらおうじゃないかということでここに鹿児島さんが入ったわけですね。我々が最初は2023なんて言ってPRしていたのを2024にずらして、ただ、初めての国スポというものについては維持してくださいということで、JSPO、要は東京のスポーツ協会のほうにも、伊藤会長に我々のこのコンセプトだけは維持してほしいという話をさせていただいて、であれば鹿児島のほうが最後の特別国体で、佐賀が初めての国スポということは維持されたというのが事実関係であります。
これを決めるに当たっては、私も県内の各所で、この子たちは当時中学3年生で、3年後のSAGA国スポのときに高校3年生になるので、いわゆるターゲットエイジだから、頑張ろうと思って一生懸命強化されていた子たちなので、ごめんと、佐賀でできんごとなった、鹿児島になったけれども、僕ら応援するからということで、言うなればお詫び行脚に私はコロナの中を回っていきまして、皆すごく、もちろん残念なんだけど、前向きにやるから、頑張るからと言ってくれたし、何なら、私たちが鹿児島で頑張ってきて、次のSAGA国スポのシード権を取るように頑張ってくるとまで言ってくれて、本当に私も感動したわけですけど。ということで、鹿児島の人たちと私と伊藤元会長で、共同記者会見で、23年は鹿児島、24年は佐賀ということになったわけであります。
国体というのは全国を3ブロックに分けて、西と中と東とか交互に行われてきたわけですから、初めて九州で連続して行われるということになったわけです。例えて言えば、佐賀県の次は滋賀県です、その次は青森県で、次は宮崎県ということになっているわけで、そこが鹿児島県、佐賀県と連発ということになるので、この際だから両県の関係を深めながら共に盛り上げていこうということになったわけであります。
ちなみに、蛇足ですけれども、鹿児島県の塩田知事というのは私の高校のクラスメートなので、不思議なご縁になったなということで、鹿児島のほうではその話は結構有名のようであります。
ということで、ターゲットエイジの活躍の場を確保するということが今年の至上命題なんですが、私がその中で1点だけとても気にしていることがありました。というのは、SAGA国スポでなくても、かごしま国体にはみんな一応出られる、ブロック予選があり、機会もあるわけだけれども、唯一、新体操の少年男子については佐賀大会からの正式競技復活、15年ぶりがもともと決まっていたんだけれども、かごしま国体が2023年に入ってきたことで、要は2020年のかごしま国体が代替にそこにいるわけだから、新体操競技はないのね。まだ復活していないんですよ。だから、かごしま国体には新体操がないんです。SAGA国スポから復活ということになっていたので。
ということで、新体操のみんなにとってみると、SAGA国スポでいよいよ復活して本大会に出られると思ったら、かごしま国体になったことで大会がなくなってしまったので、これはうちからも鹿児島にお願いして、何とか同時期に出場機会を失ったみんなに全国大会を特別開催してほしいということは再三申し入れておりましたが、それは、じゃ、やろうと。まさに国体の体操競技の直後に、正式種目じゃないんだけれども、全国大会をやろうということで開催することになったのが、この全国ブロック代表新体操男子団体選手権大会ということで、ここにありますように、正式競技の体操の翌日に同じ会場で開催することになりました。
ということで、佐賀県からは神埼清明高校、鹿児島県からは鹿児島実業高校、それ以外に各ブロックから選抜9チームが出るということで大会が開けることになったので、私もぜひ参加して盛り上げていきたいというお話をさせていただきました。
そのほか、新体操以外、いろいろもちろん全種目、今、ブロック予選の最中ですが、ターゲットエイジへの応援機会を確保しようということで、佐賀ではなくなったんですが、佐賀のターゲットエイジの試合を動画配信することにしました。正式競技全試合配信ですので、ぜひ佐賀県の県民の皆さん方に、スマホでもパソコンでもオーケーなので、予選から全試合中継しますから、ぜひ地元と思って、鹿児島で頑張っている皆さんを中継で、動画で応援してもらいたいと思うし、鹿児島も近くですから、もし行くことができる方はぜひ現場に行って応援していただきたいと思っております。家族と友人とぜひよろしくお願いします。
せっかくこういう関係ができたので、幕末も薩長土肥で一緒になった関係でもあるので、ぜひ佐賀と鹿児島でエールプロジェクトをやろうということでまとまっております。ですので、ここにありますように、アスリートの交流、パラアスリートの交流もありますし、修学旅行の数も鹿児島から非常に多くの学校が佐賀のほうに修学旅行に来るようになりました。SAGA BARも鹿児島で開催されたり、佐賀県でやっている佐賀さいこう企画甲子園に鹿児島からも出ていただいて、何と5回目は鹿児島県が初参加で優勝してしまいましたが、そういうようなこともあって、一緒になった企画が随所で広がっております。
そして、今回のかごしま国体でも鹿児島・佐賀の「絆展」というのを行うことにしておりまして、9月9日から11月5日まで、オープニングは9月9日にセンテラス天文館で一緒に開催しますけれども、そのほか、アミュプラザ、鹿児島空港、鹿児島県庁、イオンモール鹿児島の全5か所を循環して、この「絆展」というのを開催するということになっておりまして、ちなみに、来年は佐賀で今度は同じように、“双子の大会”ですから、佐賀・鹿児島の「絆展」を開催したいと考えております。
開会式、今度かごしま国体の開会式は10月7日ですか、“双子の大会”ということで、佐賀・鹿児島両県の踊り子たちが一緒に“さが維新おどり”を踊るというコーナーがありますし、アナウンスとしても、両県の高校生によるアナウンスを実現しました。佐賀県からは清和高校の副島葉月さんが出演するということ。それから、トークショーでは、両県にゆかりのある迫田孝也さん、彼は鹿児島出身であるんだけれども、大河ドラマでは江藤新平役を「西郷どん」だったかな、演じたりして、佐賀でもちょこちょこ顔を出されている俳優さんということで、こういういろんな仕掛けがあります。このほかにも、まだここで発表できない佐賀に対する特別な仕掛けというものが用意されているようでありますので、ぜひ楽しみにしていただいて、“双子の大会”を盛り上げていきたいと思います。
ということで、鹿児島から佐賀、国体から国スポへバトンをつないで、維新のときに新しい世を両県が切り開いたように共に未来に向けて新時代を築いていきたいと考えております。
1点目は以上です。