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交通事故のない安全・安心な佐賀県を目指して「SAGA BLUE PROJECT」に取り組んでいます

最終更新日:

 2点目は交通事故のない佐賀県を目指して、「SAGA BLUE PROJECT」に取り組んでいるということで、それについての説明を改めてさせていただきたいと思います。

 この「SAGA BLUE PROJECT」なんですが、もともと佐賀県というのは人口10万人あたりの交通事故数がワースト1をずっと続けている県であり、この脱却プロジェクト、緊急プロジェクトというのを続いて行いましたが、それに続いてさらに減らしていこうということで、「SAGA BLUE PROJECT」というものを行っております。ハード面とソフト面ということで、一緒になって交通事故を防いでいこうという取組です。

 今言ったのはここですね。この折れ線グラフが発生件数で、ワースト1、ワースト1、ワースト1、ワースト1、ワースト1、緊急プロジェクトがあって、そこから「SAGA BLUE PROJECT」に展開していくわけですから、2位、2位、ワースト2、ワースト4、ワースト3、ワースト3、ワースト4ということで、ワースト1は脱却しているけれども、やっぱり事故そのものの件数は相変わらず佐賀県は今でも多いという状況であります。

 ただ、こっちが死者数ですね。交通事故死者数については、全国でワースト、1桁にずっといたわけですけれども、だんだん何となくここのところ改善して、ここにいます。18位、17位、46位という、これは悪いほうからですね。だから、いいほうから今年は2番目ということですね。ということになるわけで、まさに今年は、今、死者数が現時点で5人ということで、全国最少です。人口10万人あたりにしても、東京に次いで2番目に少ないということで、何でかなという、なかなか分析しきっていないんですが、全国的には死者数増えているので、佐賀県がこんなに減っているという理由というのは、「SAGA BLUE PROJECT」やっているからと言いたいところですが、本当にそれだけなのかどうかですね。ぜひこれ、まだまだ分析が必要です。そして、例えば、ここ令和3年と令和4年の死者数が23人、23人じゃないですか。この23人という数字どんな数字なのかというと、昭和25年当時の22人というのが佐賀県の最少記録なんです。これどんな時代、昭和25年って。見ますと、佐賀県内の自動車保有数って3,300台しかないんです。ちなみに、今670,000台あります。そんなに違う。ほとんど車の姿を見ないような時代と同じような死者数になっているということなんですね。ですから、僕らにしてみると、佐賀県で事故の数は多いというのは、本当に課題ではあるんだけれども、命がなくならないということって、とっても大切なことだと思うので、とっても効果が出てきているのかなというふうに思うし、ここまで来たら、本当にこれをゼロにしたい。死者数がゼロというのは不可能ではないのではないのかなと僕らは思っています。なので、本気になってもっともっと取り組んで、1年間全くゼロだったというような社会が実現できたら本当にすばらしいなと思います。

 ということで、今やっているけれども、さらに強化していこうという取組について説明したいと思います。

 1つが、このハンプを今、地域と共に話し合いながら造っています。特に学校校区とか、やっぱりスピードが遅くなると死亡事故の確率が極端に減ります。例えば、これは大学の構内とか今ハンプというのはいっぱい置かれていますし、これを一緒になってやっていきたい。

 それから、狭さく(きょうさく)といいまして、通行幅を物理的に狭めてしまって減速を促すというやり方もあります。一般的に衝突時の速度が時速30キロ以下であれば致死率は4分の1になるのがデータとして出ている。なので、スピードさえ遅かったら、通学路や学校区で亡くなることというのが極端に減ると僕らは考えています。ですので、もちろん地域の皆さん方と話し合う中でいろんな意見がありますけれども、僕らはやっぱり人の命を大事にやっていくということが大事だろうということで、この事業を推進していきたいと思います。

 それから、今このラバーポールを徐々に置いているんです。それはどういうことかというと、まちを見ていただくと分かりますように、佐賀の通路は中央分離帯が少ないんですね。突然右折車が、右レーンで突然右折するために急に止まっている車があって、都市部だとそういうのはなくて、普通にすっと中央のレーンは進むはずなのに、突然止まって右折しようとする車が出てくるというところでの追突が多い。なので、できる限りここにラバーポールを置いていくということ。そして、事故の多い交差点にも車止めをすることによって、歩行者を巻き込むような事故を防いでいくということによって、改めて命に向き合っていくという仕事をしていきたいな思います。

 これら全てが便利さとは裏腹です。なので、いろんなご意見が出てきます。もっと楽に右折させろよとか、ここは速度を緩めんばいかんやないかいと。でも、どうでしょう、皆さん。命を大事にするということのほうが私は優先すべき、そういう県でありたいと思うので、ぜひこれは問題提起も含めてみんなで考えていきたいと思います。

 さらに、佐賀県が今やっていて、これも効果があっているんではないかなと思うのは、佐賀県だけがタクシー運賃2割引をしています。これは免許証を自主返納された方。やはり高齢者の事故が多いので、高齢者に自主返納していただくためには、じゃ、足はどうするんだいと、病院や買物にという話が多いので、2割引を佐賀県はして、令和4年8月1日から県内全域で実施しております。これもあってだと思いますが、高齢者の運転免許証の返納状況というのは、全国は下がっているのに佐賀県は唯一上がっている。運賃割引サービスの利用状況も大幅に上がっているということもあるのかなと。やはり高齢者の皆さん方に、運転したい、便利だからという気持ちは分かるけれども、できる限り別の手段に誘導するということが功を奏している、事故件数も高齢者の加害事故も減少していることを見れば、これは効果があっているんじゃないかなと思っています。ということですね。

 さらに、これは三日前ですね、「SAGA BLUE PROJECT」アンバサダーということで、やはり特に衝突事故は若い人が多いんですよ、免許取り立ての20代の方が。なので、そういう方にも刺さるように、様々な、久光さんとサガン鳥栖さんとバルーナーズの新鍋(しんなべ)さん、高橋さん、角田(すみだ)さんでアンバサダーになってもらって、若い人に訴求するようにということでプロスポーツ3チームとの連携で啓発を強化していきたいというふうに思います。

 ということで、佐賀県はいろんな取組で「BLUE PROJECT」をやっているんですが、どれがどのように効果を発揮しているのかというのは、はっきりは分からないんだけれども、いろんなものが功を奏しているんだろうと思うし、特に「BLUE PROJECT」の啓発活動というのは報道の皆さん方の協力あってのことかなと思います。実はこの啓発は効いているんじゃないのかな。やっぱりいろんな人に話を聞くと、前に比べて横断歩道で止まる人が増えているという方が結構おられます。なので、こういった活動を続けていくことによって、本当に人の命、交通事故死者数がゼロということを本気で目指せるポジショニングに今来ているんではないのかなと思います。

 人数をぱらっと言いますけど、やはり人の命は一つ一つが大変重いものですので、本当にこのゼロというものを実現するために我々も頑張っていきたいと思いますので、これをぜひ報道の皆さん方も一緒に取り組んでいただけると、本当に実現できるかもしれないので、ぜひご支援、ご協力、それから、分析のほうもいろいろアドバイスいただきたいと思っております。

 残りは5点、ピンについて簡単にご紹介します。


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