今回は、女性お茶農家グループの「チャノメ」を訪問し、お茶の飲み比べや茶畑の見学、うれしの茶の魅力を広く知っていただく取組などについて関係者との意見交換を行いました。
チャノメは、お茶の専業農家を営む女性たちが、自分たちが感じている「うれしの茶」の魅力を多くの人に伝えたいという思いから令和元年に結成したグループで、現在5名で活動しています。
令和元年に嬉野市のチャオシルにて、初めてのマルシェを開催し、その後も、佐賀市のコムボックス前やどんどんどんの森などで開催されたマルシェにおいて、各家のお茶をブレンドしたティーバッグを販売し、活動を広げてきました。令和3年には、県の「それぞれの中山間チャレンジ事業」を活用し実施したワークショップを通じて、チャノメの5カ年プランを策定。視察研修では、女性農業者と連携した作業用手袋・靴下開発の取組事例などを学ぶなど、活動を通じて、自分自身も地域も元気にするために取組を続けています。さらに、藤津地区や県の女性交流会にも積極的に参画し、ネットワークを広げています。
初めに、チャノメの皆さんの茶畑で摘まれた「やぶきた」と「さえみどり」を飲み比べました。メンバーのみなさんが丁寧に淹れてくれたお茶はそれぞれ違った美味しさがありました。そして、メンバーそれぞれの家の茶葉をブレンドした「チャノメブレンド」もいただきました。普段飲むお茶のような気取らない印象がありつつも、それぞれの茶葉が絶妙にブレンドされている奥深さがありました。なにより、青々とした茶畑の中でお茶をいただけること自体が、とても幸せで贅沢なひとときでした。
意見交換では、うれしの茶の魅力をより知ってもらうためにどうしていくか、メンバーのみなさんと意見やアイデアを出し合いました。例えば、とても手間暇がかかるけれども風味が際立つ手摘みのお茶として付加価値をつけたり、ネーミングやポップを工夫したりして、農家の気持ちを消費者に伝えるなど、ワクワクするアイデアがたくさん出てきて、メンバーの皆さんのうれしの茶への情熱を強く感じました。
【山口知事のさー行こう!!】
うれしの茶農家の女性グループ、チャノメの皆さんが丹精込めて育てたお茶をごちそうになりましたが、やっぱりお茶は、手をかければかけるほど美味しくなり、そしていい淹れ方をすることで、さらに美味しくなり、最高の幸せを感じられると思います。今日はいろんな飲み方を教えていただいたので、これからも、もっとうれしの茶を楽しみたいと思います。
農業女子が伝統あるうれしの茶の魅力をさらに広げていく、佐賀さいこう!