佐賀県ではSociety5.0(あらゆる「人」や「モノ」がデジタルでつながり、新たな価値を生み出し、人々の生活を豊かにする社会)に向けて、佐賀県を実証フィールドとし、様々な先進技術の導入にチャレンジしています。
その一環として、佐賀県は佐賀市と共同で自動運転バスの走行実証・体験会を行っています。
この事業は、自動運転についてより多くの方に知ってもらい、公共交通の利用を通じた「歩くライフスタイル」への転換や運転手不足への対応など、さまざまな社会課題の解決へのきっかけとすることを目的としています。
体験乗車したのは、アクセルとブレーキ、ハンドル操作が部分的に自動化された車両です。車体にはセンサーやカメラが搭載され、歩行者などの進入や信号の色、車間距離などを認識します。また車内のモニターには、3D地図や速度、歩行者を検知する様子などが表示され、自動運転がどのようなものか体感することができます。
今回は、佐賀駅北口からサンライズパーク前までを時速40キロで走行しました。
バスを降りた山口知事は、「ドライバーの方がハンドルにもアクセル・ブレーキにも触れずにバスが進むのを見て、近い将来、自動運転バスが気軽に乗っていただけるものになると実感した。今後は交通量の多い道路での実験を進めていきたい。多くの方に試乗していただき、安全性を体感してほしい。」と、自動運転技術への期待を述べました。
佐賀県はこれからも、先進技術を活用し、まちも人も元気になっていくような環境づくりに取り組みます。皆さんもぜひ、いつもの道を「歩いて」みてください。
以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。