令和4年度市町村税の徴収実績等を公表します

最終更新日：2023年12月28日

記者発表ヘッダー

令和5年12月28日

税政課　市町税政担当

担当者　城野、重松

内線　1343　直通　0952-25-7320

　佐賀県内の市町における令和4年度市町村税（国民健康保険税を除く）の徴収実績等を取りまとめましたので、以下のとおり公表します。

1　市町村税の決算状況

　○　令和4年度の市町村税の決算収入額は約1,075億円となっており、令和3年度と比較して約34億増加しています。

　○　税目別の決算状況は別紙1のとおりです。

　○　収入額は全税目で増加していますが、増加額が大きい主な税目は、市町村民税や固定資産税及び市町村たばこ税です。その主な要因としては、県内市町に事業所等を有する法人の業績が堅調に推移したことや、着工新設住宅戸数の増加、たばこ税の税率の引上げが挙げられます。

2　市町村税の徴収状況

　○　令和4年度の市町村税全体の徴収率は98.3％となっており、令和3年度と比較して0.1ポイント上昇しています。

　○　税目別の徴収状況は別紙2のとおりです。

　○　各市町の令和4年度の徴収率（市町村税全体、個人市町村民税及び固定資産税）は、別紙3のとおりです。

　○　市町村税全体の徴収率は、前年度と比較して10市町が上昇し、5市町が低下、5市町が横ばいとなっています。

　○　県内市町全体の徴収率は、次のグラフのとおり、おおよそ上昇傾向にあり、平成24年度以降は全国平均の徴収率を上回っています。

　　※　令和4年度の全国平均の徴収率は、令和6年3月ごろ総務省が公表予定です。

3　徴収率向上に向けた取組

（1）市町における取組

　○　税金を納める資力があるにもかかわらず、催告等を行ってもなお完納に至らない場合は、預貯金、生命保険、給与等の差押えを実施するなど、毅然とした滞納整理に取り組んでいます。

　○　一方で、納めたくても納められない、例えば多重債務を抱えている方などに対しては、関係部署と連携し、生活再建を図りながら納税につなげていくなどの取組を行っています。

（2）県と市町の共同徴収の取組

　○　令和4年度においては、佐賀県税事務所及び武雄県税事務所に個人住民税等の徴収に特化した部門を設置し、5市町から職員を受け入れて、県と市町の共同徴収の取組を行っています。

　○　令和4年度は、市町村税等の滞納額約1億7,994万円を引き受け、共同で滞納整理を行った結果、約1億32万円を徴収しました。なお、預貯金、生命保険、給与の差押えなどの滞納処分を278件実施しました。

　○　また、職員を派遣できない市町については、県職員が市町を訪問し、効果的な滞納整理の方法等について支援を行いました。

　○　このほか、県、市町職員を対象として、滞納整理実践研修会など税法、滞納整理に関する各種研修会を実施しました。