佐賀県では、「さがバスまるっとフリーDAY」を企画されています。また、SAGAアリーナへのアクセスもバスの利用推進をされていると思います。
最近になり、あるバス事業者の定期券が値上がりします。これは昨今の物価高騰や人件費上昇で、事業者としては致し方ない措置であると理解できます。しかし、佐賀県が補助金を出してバス利用を促しているのに、日々通学の足として利用する高校生等学生に、その分の皺寄せがきているように感じてしまいます。もっと、中学生や高校生の子育て施策に、補助金等出して頂けないのでしょうか。
担当課の回答(令和6年1月22日)
〇地域公共交通について
いつも路線バスのご利用ありがとうございます。
ご存じのとおり、路線バスの利用は年々減少する傾向にあり、バス事業者は、やむなく減便や運賃改定を行う現状にあります。県では、この状況を改善するためには、現在、バスをご利用されているお客様だけでなく、普段は公共交通をご利用にならない方にも、新たなお客様としてご利用いただくことが重要と考え、自家用車に頼りすぎず、徒歩や自転車、公共交通を普段の暮らしの移動に取り入れる「歩くライフスタイル」(※)を推進し、「さがバスまるっとフリーDAY」のように、バスを利用するきっかけづくりを行っています。
地域の公共交通を「みんなで乗って支える」という意識と行動によってバス事業者の経営が改善し、ひいては、路線バスの維持、確保が図られるよう努めてまいります。
(※)歩くことや自転車、公共交通などマイカー以外の移動手段を暮らしの中に取り入れることを推進し、公共交通の利用増加やサービスの改善、また、温室効果ガスの削減、歩くことによる健康増進、まちの交流促進など、様々な効果につなげていくことを目指したプロジェクト。
〇県育英資金貸付の通学費加算について
学校再編等に伴う通学事情の著しい悪化などを理由に通学費用の一部を補助する自治体があることは承知していますが、本県は地理的条件や交通事情によって教育環境に重大な支障を来すことがないよう、県立高校の配置に配慮しているところです。
また、経済的な理由により修学が困難な高校生には、県育英資金制度において通学費相当分を加算して無利子貸与するとともに、一定の要件を満たした場合は返還を免除する仕組みも設けており、通学しやすい環境づくりに努めています。