佐賀県立名護屋城博物館テーマ展「名護屋城物語―古城の裏話―」を開催します
佐賀県立名護屋城博物館では、「名護屋城物語」をテーマに下記のとおり展覧会を開催します。名護屋城がどのようにして築かれ、そして今はなぜ壊れているのか。築城から現在に至るまでを、名護屋城に深くかかわる登場人物たちの「裏話」とともにたどり、その疑問を解いていきます。
「名護屋城にはなぜ建物がないのか」、「なぜ石垣は壊れているのか」、「ここで何があったのか」。名護屋城跡に初めて来た方の多くが、このような疑問を感じられることでしょう。特に子どもたちは、名護屋城跡を訪れた際にそんな疑問を持つことが多いと思います。今回の展覧会では、子どもたちにもより親しみを持っていただけるよう、イラストを使用しながら、名護屋城跡のそんな疑問についてわかりやすく解説します。
記
1 会期 令和6年3月15日(金曜日)~5月12日(日曜日)〔59日間〕
※月曜日休館(なお、ゴールデンウィーク中の4月29日と5月6日は開館し、5月7日(火曜日)を休館とします)
2 会場 佐賀県立名護屋城博物館 企画展示室
(佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931‐3)
3 展示構成
プロローグ
Episode1 「天下人」の城 名護屋城
Episode2 流行りは逃さない!大名と桃山文化
Episode3 秀吉の死と夢の終わり
Episode4 終わらない物語
4 出品点数 約30点
5 観覧料 無料
6 会期中のイベント
・なごや歴史講座
タイトル:名護屋城の物語
日時:3月17日(日曜日) 13時30分~15時
場所:本館ホール
料金:無料(事前申し込み不要)
7 主な展示資料
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肥前名護屋城図屏風(ひぜんなごやじょうずびょうぶ) (佐賀県重要文化財)
桃山時代~江戸時代初頭
往時の肥前名護屋城の様子を描いた屏風。狩野光信の作とされる。城には5重7階の天守や御殿が、城下には陣屋や商店、名護屋に集った人々の姿が描かれている。人口20万人とも言われた名護屋の栄えた様を現在に伝える作品。(3月15日~4月中旬まで展示予定) | 天正十八年銘 瓦(てんしょうじゅうはちねんめい かわら) (佐賀県重要文化財)
天正18年(1590年)
名護屋城跡から出土した瓦で、天正18年に大坂の職人が作ったと彫られている。名護屋城の築城時期を考える上でとても貴重な資料である。 |
※展覧会で紹介するイラストの例(左から城下町、豊臣秀吉、加藤清正)
名護屋城についての解説がわかりやすく、親しみやすくなるよう、イラストを用いて紹介します。人物イラストは、豊臣秀吉・黒田官兵衛・加藤清正・神屋宗湛・徳川家康・ルイスフロイス・調査担当者の7名分を用意し、展示内で名護屋城に関する「裏話」とともに解説します。