○朝日新聞
先ほどのオスプレイの話に戻るんですけれども、知事のお話の中で、精査という言葉がよく出るんですけれども、その精査と検討の違い、私が感じるに、意味としてはほぼ一緒で、もう既に検討は始まっていると受けとめているんですが、知事がお使いになる精査と検討の違いというのは、何をどういう使い分けをされているんでしょうか。
○知事
精査というのは、実は防衛大臣が来られたときに、特にあれは紙で何か出されたわけではなくて、口頭でだらだらだらっとお話になられて、私も一生懸命途中で確認をしたりしながらやっていましたけれども、それを具体的な内容について、こういう趣旨ですねというような確認をしっかりやっていくという作業をやっていることを私は精査と申し上げたつもりです。
検討というのは、内容がはっきりした上で、それを本当に対応をどうするのかといったところが検討と私はイメージしているんですけれども、それも含めて、全体として、それは検討だと言われれば、そういう考え方で見る人もおるのかもしれません。それも言葉の使い方なんでしょう。
○朝日新聞
検討というと何か、ちょっと言葉遊びになってしまうかもしれませんけれども、精査の段階でどんどん計画が明らかになっていって、受け入れるか受け入れないかということを最後に決めるときには、もう最終段階でどうしようもないという……
○知事
それはない。私はやはりいろんな方々がどうお考えになっているのかということが大事だと思っているんです。そのときに、今、精査しているのは、具体的な向こうの提案内容を明確にする作業中なので、それをしている間に何かが決まっているということはあり得ない。
○共同通信
きのう、多分、米海兵隊のほうが5月に起きたハワイの事故が人為的なミスであったということを結論づけたと思うんですが、それについて防衛省から何か連絡があったりですとか、問い合わせをしたりとか、そういったことはありますでしょうか。
○知事
私は多分記者さんと情報が同じだと思います。何かあれはどうもそういう話があったようだということを仄聞したぐらいで、防衛省さんから全くそういう話は聞いていません。
○共同通信
今後どういった形で報告を受けたいというか、してほしいというのはありますか。
○知事
私は安全性の観点で、大臣が来られたときも、ハワイの件については、これをしっかりわかった時点で教えてくださいとお話させていただいているので、これは防衛省さんのほうから明確に整理されて、こういうことだということを我々のほうに知らせていただかなければいけないことだと思っています。