有田焼創業400年事業 世界に向けて有田焼の新ブランド「2016/ 」を発信します 最終更新日:2016年4月1日 有田焼創業400年事業の一つである「オランダとの連携等によるプラットフォーム形成プロジェクト」(2016/ project)では、2013年11月にオランダ王国大使館と佐賀県との間で締結した「クリエイティブ産業の交流に関する協定」をベースに、オランダを中心とする8か国16組のデザイナーと伊万里・有田焼産地の窯元・商社16組とのコラボレーションにより、有田焼の新ブランド「2016/ 」の開発に取り組んできました。 このたび、その新ブランドが完成し、世界に向けてプロモーションを行いますので、お知らせします。 記 1 有田焼の新ブランド「2016/ 」(ニ―ゼロイチロク)の概要 オランダを中心とする世界8か国16組のデザイナーと伊万里・有田焼産地の窯元・商社16組とのコラボレーションにより、2014年から2年をかけて開発した新ブランド 新ブランドは、2つのラインナップで構成され、全シリーズで約300アイテム ≪スタンダードシリーズ(15シリーズ)≫ ・世界の新しい市場に広げることを目指した、使いやすく機能的な有田焼 ≪エディションシリーズ(2シリーズ)≫ ・デザインコレクションとして、熟練の技術と工程により制作された最上級の有田焼 2 プロモーションの概要 (1)世界最大規模のデザインの祭典「ミラノ・サローネ」への出展 期間 4月12日(火曜日)~4月17日(日曜日) 場所 ブレラサイト(Brera Site, Via delle Erbe,2 Milano) ※ ミラノ市街の既存建物を展示用に改装した特設会場 (2)オランダにおけるプロモーション ①アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム)での展示 ・期間 4月22日(金曜日)~10月9日(日曜日) ②「アリタハウス・アムステルダム」での長期プロモーション ・期間 5月14日(土曜日)~12月末 3.十五代酒井田柿右衛門氏の特別参加 柿右衛門様式が17世紀後半にVOC(オランダ東インド会社)によって欧州の王侯貴族を魅了したという歴史を踏まえ、オランダとの交流を象徴する存在として、オランダ政府と佐賀県からの要請により、十五代酒井田柿右衛門氏に、新ブランドのプロモーションに特別に参加していただきます。 新作4点の制作と同氏にとって初めてとなる欧州での作品展示 ミラノ・サローネでの展示(4月12日~4月17日) アムステルダム国立美術館での展示(4月22日~10月9日) 新作4点の美術館・博物館への寄贈 アムステルダム国立美術館 プリンセスホフ陶磁器博物館 現地でのプロモーション活動への参加 ミラノ・サローネ出展、オランダでのプロモーション活動に出席 4 ミラノ・サローネにおける知事プロモーションの実施 4月12日(火曜日) プレスカンファレンス(プレス発表、展示解説) 現地時間 10時00分~12時00分 (日本時間 17時00分~19時00分) オープニングレセプション 現地時間 19時00分~21時00分 (日本時間 13日 2時00分~4時00分) 4月14日(木曜日) レセプション(プロジェクト概要説明、展示解説、夕食他) 現地時間 19時00分~ (日本時間 15日 2時00分~) ※ セレモニーとして、酒井田柿右衛門氏からアムステルダム国立美術館へ作品を寄贈 5 オランダにおけるプロモーションの実施 (1)アムステルダム国立美術館での展示 柿右衛門コレクションを多数所蔵し、有田焼と関係が深いアムステルダム国立美術館で、有田焼の歴史から、現在、そして未来へとつなぐものとして、同館収蔵のコレクションに合わせ、次の2つの展示会を開催します。 ・展 示 会 「2016/」展 「酒井田柿右衛門」展 ・展示期間 2016年4月22日(金曜日)~10月9日(日曜日) (4月21日(木曜日)関係者によるレセプションを開催) (2)「アリタハウス・アムステルダム」での長期プロモーション 欧州における有田焼や佐賀の認知度向上と、佐賀県とオランダとの交流促進のため、次のとおりプロモーションを実施します。 ・期 間 2016年5月14日~12月末(4月21日に内覧会を実施) ・場 所 アムステルダム市内(Ruysdaelkade 2-4 Amsterdam) ・活動内容 「2016/」をはじめとした有田焼及び関係デザイナーの作品の展示 講演・討論会等の開催 プロジェクト関係者や佐賀県関係者によるプロモーション など 6 取材対応 取材を希望される場合は、事前に有田焼創業400年事業推進グループ鷲崎、又は堀岡(内線:2128/外線:0952-25-7231)まで、御連絡をお願いします。 7 十五代酒井田柿右衛門氏の作品 (1)濁手団栗文壺 (にごしで どんぐりもん つぼ) (2)濁手苺文花器 (にごしで いちごもん かき) (3)濁手菊文組猪口(にごしで きくもん くみちょく) (4)濁手松文珈琲碗(にごしで まつもん コーヒーわん) ※ 写真(電子データ)の提供について 写真の電子データを希望される場合は、有田焼創業400年事業推進グループ 森、荒平(内線:2128、2245/外線:0952-25-7231)まで御連絡をお願いします。 【参考:「2016/ project」について】 ≪プロジェクト概要≫ 2013年11月にオランダ王国大使館と締結した「クリエイティブ産業の交流に関する協定」をベースに、海外でも評価され、必要とされる有田焼を提供し続けるため、新ブランドの開発と合わせ、世界のクリエイターが集積する「プラットフォーム」の形成を目指す。 ≪プロジェクト参加デザイナー≫ BIG-GAME(スイス:男性3人組) Christian Haas(ドイツ:男性) Christien Meindertsma(オランダ:女性) Ingegerd Raman(スウェーデン:女性) Kirstie van Noort(オランダ:女性) Kueng Caputo(スイス:女性2人組) Leon Ransmeier(アメリカ:男性) Pauline Deltour(フランス:女性) Saskia Diez(ドイツ:女性) Scholten & Baijings(オランダ:男女2人組) Shigeki Fujishiro(日本:男性) Studio Wieki Somers(オランダ:男女2人組) Stefan Diez(ドイツ:男性) TAF(スウェーデン:男女2人組) Teruhiro Yanagihara(日本:男性) Tomas Alonso(イギリス:男性) <以上8か国16組> ≪プロジェクト参加事業者≫ 株式会社 川副青山(伊万里市:代表 川副史郎氏) 株式会社 錦右エ門陶苑(有田町:代表 山口幸一郎氏) 有限会社 久保田稔製陶所(有田町:代表 久保田剛氏) 株式会社 香蘭社(有田町:代表 深川祐次氏) 有限会社 幸右エ門(有田町:代表 溝上哲也氏) 株式会社 瀬兵(伊万里市:代表 瀬戸口皓嗣氏) 有限会社 徳永製陶所(伊万里市:代表 徳永和徳氏) 有限会社 畑萬陶苑(伊万里市:代表 畑石眞二氏) 株式会社 深海三龍堂(有田町:代表 深海勝氏) 有限会社 藤巻製陶(有田町:代表 藤本浩輔氏) 有限会社 宝泉窯(有田町:代表 原田元氏) 株式会社 まるぶん(有田町:代表 篠原文也氏) 株式会社 百田陶園(有田町:代表 百田憲由氏) 株式会社 山忠(有田町:代表 山本幸三氏) ヤマト陶磁器 株式会社(有田町:代表 山口雅巳氏) 株式会社藍土(有田町:代表 田澤尊氏) <以上16社(50音順)> ≪プロジェクトの経緯と今後の予定≫ 2013年11月 オランダ王国大使館と佐賀県との間で「クリエイティブ産業の交流に関する協定」を締結 2014年3月 プロジェクトに参加する16組の産地事業者を決定 2014年4月 プロジェクトに参加する16組のデザイナーを決定 2014年7月~12月 プロジェクトに参加する16組のデザイナーが有田を訪問 2014年12月 16組のデザイナーと16組の産地事業者の組み合わせを決定 2015年1月 新商品開発を本格スタート 2015年4月 「ミラノ・サローネ」でプレス等への発表会を実施 2015年6月~12月 新商品を開発(デザイナーの有田再訪) 2016年4月 「ミラノ・サローネ」で新商品発表、プロモーションの実施 2016年4月~10月 アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム)での展示 2016年5月~12月 アリタハウス・アムステルダムでの長期プロモーション 【参考:ミラノ・サローネ】 毎年イタリア・ミラノで開催される、家具やキッチン・オフィス等のインテリアデザインにおける世界最大規模の国際見本市と、ミラノ市街各所で行われる展示会であるフォーリ・サローネ(Fuori Salone)を併せて、「ミラノ・サローネ」と呼ばれています。 世界中のメーカーやデザイナーが一堂に会し、その年のデザイン・トレンドがいち早く発信され、ミラノ全体で100万人規模の人々で賑わうデザインの祭典です。 今回「2016/ 」が出展する会場があるブレラ地区は、ミラノの中心で、数多くのアートギャラリーや、ブレラ絵画館など有名な美術館があり、近年この地域はミラノで最も洗練された場所として知られ、注目されるブランドやデザイナーとメーカーの多くがこの地区で出展します。 有田焼創業400年事業 「ARITA EPISODE 2」 について 日本初の磁器として、佐賀県が世界に誇る有田焼は、2016年 (平成28年)に創業400年を迎えました。 佐賀県では、これを機に、有田焼発展の礎となった400年の 歴史を「EPISODE 1」と位置づけて区切りをつけ、新しい有田の物語を綴る全17プロジェクト「ARITA EPISODE 2」に取り組んでいます。 この節目の年、つぎの100年にむけて、有田焼が大きな一歩を踏み出します。 URL:http://arita-episode2.jp/