最後になりますけれども、「ピカソ展 ルートヴィヒ・コレクション」を開催したいと思っています。
これは6月3日から7月17日、県立美術館の2から4の展示室で、こちらは有料になっております。世界最大級のピカソコレクションを有するルートヴィヒ美術館の収蔵品を中心に、多彩なところがポイントです。多彩な作品を、そして著名な写真家が撮影したピカソのポートレイトなど121点を展示する企画展であります。
ルートヴィヒ美術館は、ケルン市にあり、ケルン大聖堂に隣接しまして、ペーター・ルートヴィヒ、そして夫人によって収集・寄贈された世界最大級のピカソコレクションを有するところで、今、4カ所、山梨、宮城、(東京)、香川とやって、佐賀が最後で、各所で好評を博しております。
収蔵している幅広い作品にさらに宮城県美術館、山梨県立美術館、北九州市立美術館所蔵の作品を加えて、このピカソという人の姿を多角的に紹介できるものになっております。
彼は91歳まで生きたわけですけれども、若いときからだんだんお年寄りになっていくその中で、それぞれのピカソの思いをあらわしていて、その長い人生の中で多くの様式を生み出しています。長い芸術家人生を概観する、本県においては初の本格的なピカソ展です。1989年には石版画展を開催いたしました。2年前の開催では6点を出品しております。今回は121点で、ピカソ芸術を本格的に、包括的に紹介する展覧会です。ピカソ展についても多くの皆様方のご来場をお待ちしております。
以上です。