佐賀さいこうUJI就職応援事業も始めます。人材流出県からの脱却を目指してということです。
これが全国と佐賀の有効求人倍率の推移ですけれども、佐賀もぐっと上がっておりまして、むしろ人手不足、人材の確保が経営の最重要課題でして、最近佐賀県は、企業誘致が非常に多いわけですけれども、皆さん方からも人材をいかに集めるのかといったところについて関心がございます。特に建設、運輸、小売、外食など、こういった各業界で人手不足が問題になっております。
そしてこれが、いわゆる人材流出率というか、県の高卒就職者の県外就職率でして、九州は全般的に非常に高いですけれども、佐賀も44.2%と、かなりこの1年間これに頑張ってきて、4ポイント県内とどまり率を上げたんですけれども、それでもまだまだ44%あるということで、県外就職率を下げていく努力が必要だろうと思っています。
ということで、いろいろな取り組みをしております。これまでもこういったさまざまな説明会ですとか、産業人材確保緊急支援事業ということで、学校と企業の橋渡しをする支援員を配置したり、それから県内企業の皆さん方にもできるだけ早く求人票を出していただくとか、マッチングをするとか、いろんなことをやってまいりましたが、さらに今年度はUJI就職応援事業ということで、大学新卒者などの県内就職を促すために、UJIターン就職に対して奨励金を支給したいと。どこから戻ってくるかによって10万円、20万円、30万円、そういうふうなやり方にしております。九州内だと10万円、関西だと20万円、東海・北陸以東が30万円というような形で、500名の方々、応募が多数の場合は抽選ということで奨励金というものを支給したいと。
奨励金でなくて、いろんな県で奨学金というのが非常に多いですけれども、佐賀県としますと、一定の限られた財源の中でどういう形で気づいてもらえるんだろうかといったときに、こういった企画を考えさせていただいたところです。
ということで、今回の事業を第一歩に、一人でも多くの方に「佐賀で働こう!」「働くチャンスがあるんだ!」と感じていただきたいと思っております。
そういったことを周囲の方々へ発信していただきたい、そうしたことを通じて、人の好循環につなげていきたいと考えておりますので、ぜひ県内企業の方におかれましては、この機会にさが就活ナビへの登録をお願いしたいと思っております。