○毎日新聞
地権者説明会の前日に、国の諫干に関する控訴しないという判断が出たと思うんですけれども、こういう国の対応、どう考えても漁業者の方の感情を考えると、ちょっとそのタイミングでやるのはおかしいんじゃないかという声もあると思うんですけれども、知事はこの国の対応をどう思われますか。
○知事
私は、和解協議を否定していたわけではなくて、これはむしろ記者の皆さん方は私とずっとやりとりをしているのでわかっていらっしゃると思うんですけれども、前提のついた和解協議というのはどうかなということであって、和解協議自体は、みんなで話し合う場をつくって、私もそこに参加することに全くやぶさかではない、4県知事でもいいしという話をさせていただいていたわけですから、その中で、4月末でしたけれども、控訴期限が5月1日まであったにもかかわらず控訴しないと決めたことを、漁業者の皆さん方は非常に「えっ」という感じであった、我々もそうでしたけど。
そのときに、国、国と言いますけど、片やオスプレイの要請をしている国、片や控訴をしないという国、相手は同じ漁業者、そういったところで、国のほうで両方がちゃんと連携しているんだろうか、縦割りになってはいないかと、そういったところについて非常に危惧しているというか、そういったところについても国に申し上げていく必要があるんだろうと思います。
やっぱり、人の気持ちはとても大事なので、どう受けとめられるのか、どうやって信頼を得ていくのかといったことに関しては、やはり国全体としてしっかりと考えていただきたいと思います。