○毎日新聞
先月、オスプレイ配備計画に関して、県は論点整理を発表されましたけれども、これからどのような議論が進んでほしいか、まず知事のお考えをお聞かせください。
○知事
今回、これまで県と九州防衛局との間で合計5往復にわたる質問、回答のやりとりなどを通して、当初明らかでなかった計画の全体像、そして、将来像がほぼ明確になったというふうな認識でありまして、かねてからお約束していた、いわゆる論点整理の素案を今回作成し、公表させていただいたところです。
ここから、この素案をもとに、県民からの意見を広く受け付け、そして、県議会、それから、有明海漁協をはじめ、関係機関での議論が行われると思いますので、そうしたことを注視していくとともに、この中身にも掲げさせていただきましたけれども、防衛省さんをはじめ、国の対応状況などを見きわめながら、最終的な方向性を見出していくということになろうかと思っています。
○毎日新聞
最終的な方向性、時期的な見通しというのは、知事のほうで持っていらっしゃいますか。
○知事
まさに今回、論点整理素案として出されたので、これに対してどういう議論が行われるのかということ、それから、国のほうが漁業者の不信感に対してどう立ち向かっていただけるのかといった状況に応じて決まってくることかなと思っています。