3番目は、緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練を開催させていただきます。
これは九州管内で毎年持ち回りでやっているものです。私も消防庁に行ったときにはいろいろな、東北ブロック訓練だとか、近畿ブロック訓練とか、よく行ったものですけれども、そういったことで実践的に、いざというときに、緊急消防援助隊、いわゆるよその県に応援する部隊が、連携がしっかりできるかどうかという訓練をやっていこうということであります。今年は佐賀県で11月11日、12日に行いたいということで、九州各県から消防車両250台が集結するもので、メーン会場は武雄の大同メタル佐賀の敷地内で、大同メタルさんが大きく今土地をお持ちの部分、いわゆる拡張用地のところを使っていきたいと思います。
実際の訓練の内容としますと、実践的な訓練も行います。トンネル崩壊傷病者の救出訓練ですとか、土砂に埋没した車両からの救出訓練、それから警察さんとの連携訓練ですとか、後方支援活動訓練ということで、いろいろなところでロジの、どうやって後方から支援していくのかといった分の訓練を行ったりもします。
それで、うち独自の訓練ということで、ドローンを活用した夜間情報偵察訓練です。夜間にドローンによって被災地の撮影を実施する。被災地の情報収集を行い、宿営地に映像配信を行うということがあります。非常にこれまでの災害でも夜間は情報収集、それからその後の展開ということに非常に困難を伴っていました。ですから、夜間に災害があった場合、そして、夕方に災害があった場合も、それこそ新潟中越なんかもそうでしたけれども、いきなり夜になってしまうと、連絡がとれなくなったり、情報がよくわからなくなるということで、ドローンが大きな能力を発揮するのではないかということで、これは全国初の試みということであります。
訓練会場についてはこういった形で、メーンは武雄の大同メタル佐賀ということで、大同メタルさんの絶大なるご協力をいただいて実施させていただきます。
これは一般公開をしておりますので、ぜひ県民の皆さん方もごらんいただきたいなと思います。