令和6年3月27日 佐賀県公文書館 担当者 江藤 内線 4039 直通 0952-25-7365 E-mail kobunshokan@pref.saga.lg.jp |
特別展示「公文書からみる佐賀戦争」を開催します
佐賀県公文書館では、所蔵している資料を紹介し、閲覧利用のきっかけにしていただけるよう、特定のテーマに基づく展示を行っています。
現在、定期展示については、所蔵資料展「佐賀の商船学校」を開催中ですが、令和6年(2024年)が佐賀戦争が起こった明治7年(1874年)から150年であることから、当館閲覧コーナーの一角にて、佐賀戦争関連の公文書資料を紹介する特別展示を下記のとおり開催します。
是非、この機会に多くの皆さまの御来館をお待ちしています。
記
1 期間令和6年3月27日(水曜日)~令和6年5月12日(日曜日)
2 会場佐賀県公文書館(佐賀市城内一丁目6番5号 佐賀県庁南館2階)
3 展示内容
佐賀県における征韓党・憂国党の結成、佐賀戦争の始まりから終わりまで、さらには江藤と島の最期とその後の追贈等について、公文書を交えて紹介します。
(展示数7点)
<展示例(当館所蔵資料)>
|
「明治七年役之梗概」 (大正5年) 大正5年(1916年)に陸軍特別大演習が実施された際、天皇にご覧いただくため、佐賀県は佐賀戦争の概要をまとめた冊子を作成しました。 |
|
「活版管下布達」 (明治7年) 最後の佐賀藩主で、佐賀藩知事を務めた鍋島直大は、佐賀戦争の報に接し一時帰国し、戸長を集め、旧藩で起きた暴動を悔い改めるよう説きました。その内容は布達により、県下へ知らされました。 |
|
「佐賀 熊本 鹿児島之役 戦死人名録」 (作成年不明) 佐賀戦争、神風連の乱、西南戦争で戦死した鎮圧軍側の佐賀出身者名簿です。作成年は不明ですが、長崎県が作成していることから、西南戦争終結(明治10年)以降、佐賀県が長崎県に合併されていた明治16年までに作成されたものと思われます。 |
|
「御大典関係贈位内申」 (大正5年) 大正4年(1915年)の御大典(天皇の即位に伴う一連の儀式)に合わせて行われた贈位の内申です。翌5年に追贈された江藤・島の調査書も綴られています。 |
<参考:佐賀県公文書館概要>
佐賀県公文書館では、県が保存している明治期からの公文書や行政資料等48,840冊のうち、歴史的資料として価値のあるもの20,145冊を一般公開しています(令和4年度末時点) 。
【利用時間】9時~17時
【休館日】毎週月曜日
※当企画展が開催中の4月29日・5月6日(月曜日・祝休日)は開館とし、4月30日・5月7日(火曜日)を休館とします。
※その他臨時に休館する場合があります。
【入館料】無料
【その他】プライバシー等の観点から一部閲覧できないものもあります。
添付資料