玄海原子力発電所は、東松浦郡玄海町今村に立地しており、日本で9番目(1号機は日本で9基目)、九州では初めての原子力発電所として昭和50年10月に営業運転を始めました。
発電所の施設は、東松浦半島から玄界灘に突き出した値賀崎の約87万平方メートルの敷地に配置されており、原子炉格納容器、原子炉補助建屋、タービン建屋等の設備が堅固な岩盤上に配置されています。
現在、3号機と4号機の計2基が営業運転を行っています。
それぞれの電気出力は毎時118万キロワットであり、発電所全体での合計発電量は毎時約236万キロワットです。
これらの原子炉の種類(型式)は、いずれも加圧水型軽水炉(PWR)と呼ばれるものです。
PWRは原子炉を通った高温高圧の水を蒸気発生器に送り、そこで別系統を流れている水を蒸気に変えてタービンに送る方式です。
玄海原子力発電所の運転状況(令和6年6月28日現在)
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電気出力 |
営業運転開始 |
運転状況 |
備考 |
玄海1号機 |
55万9千キロワット |
昭和50年(1975年)10月 |
運転終了 |
平成27年(2015年)4月27日 運転終了 |
玄海2号機 |
55万9千キロワット |
昭和56年(1981年)3月 |
運転終了 |
平成31年(2019年)4月9日 運転終了 |
玄海3号機 |
118万キロワット |
平成6年(1994年)3月 |
通常運転中 |
令和6年2月29日~ |
玄海4号機 |
118万キロワット |
平成9年(1997年)7月 |
通常運転中 |
令和6年6月28日~ |
参考リンク:九州電力 運転状況のお知らせ<九州電力ホームページ>