令和6年4月24日 健康福祉政策課 感染症対策担当 担当者 宮地 内線
3526 直通 0952-25-7075 E-mail: kenkoufukushiseisaku@pref.saga.lg.jp |
熱中症に注意しましょう~ 県のホームページで熱中症関連情報を提供します ~
県民の皆さまの熱中症予防に関する意識の向上と発生予防のため、今年度は4月24日(水曜日)から10月23日(水曜日)までの間、県のホームページで熱中症関連情報を提供しています。
令和6年4月1日に改正気候変動適応法が全面施行されたことを受け、これまでの熱中症警戒アラートに加え、熱中症特別警戒アラート(※1)が発表された際にも県のホームページで情報を提供します。
また、熱中症を予防するための指標となる「暑さ指数」(※2)を公開していますので、イベントやスポーツ大会の際は、「暑さ指数」や「日常生活に関する指針」(※3)、「運動に関する指針」(※4)などを活用し、予防の徹底をお願いします。
※1熱中症特別警戒アラート、熱中症警戒アラートについては、別表1を御覧ください。
※2「暑さ指数」は、「WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)」とも言われ、人体の熱収支に影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3要素により算出された熱中症予防のための指標です(単位は「℃」ですが、気温とは違います)。環境省の熱中症予防情報サイトでは、毎日都道府県ごとの「暑さ指数」が更新されています。
※3「日常生活に関する指針」については、別表2を御覧ください。
※4「運動に関する指針」については、別表3を御覧ください。
<参考>
佐賀県のホームページ
◆一般県民向け「熱中症にご注意ください」
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380481/index.html
環境省熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/
【別表1】環境省による熱中症特別警戒アラート及び熱中症警戒アラートの発表について
|
熱中症特別警戒アラート |
熱中症警戒アラート |
発表される状況 |
気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合
(熱波が都道府県の域を超えて広域に発生し、過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるような、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある状況) |
気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合
(熱中症搬送者が大量に発生する可能性がある状況) |
発表基準 |
県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値、小数点以下四捨五入)に達する場合 |
県内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値、小数点以下四捨五入)に達する場合 |
発表のタイミング |
前日午前10時頃時点における翌日の予測値で判断し、前日午後2時頃に発表 |
前日午後5時頃及び当日午前5時頃時点における予測値を基に発表 |
※上記のとおり、環境省が発表を行った場合、県のホームページでも情報を提供します。
※特別警戒アラート・警戒アラートが発表された際は、スマートフォンアプリ「防災ネット
あんあん」でも通知されます。(アプリに関する詳細はこちら(https://esam.jp/)をご確認ください)
【別表2】日本生気象学会(2022)日常生活における熱中症予防指針Ver.4より
暑さ指数 (WBGT) |
注意すべき 生活活動の目安 |
注意事項 |
危険
(31℃以上) |
すべての生活活動で
おこる危険性 |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒
(28℃以上31℃未満) |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
警戒
(25℃以上28℃未満) |
中等度以上の生活 活動でおこる危険性 |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意
(25℃未満) |
強い生活活動で おこる危険性 |
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
【別表3】日本スポーツ協会 「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より
気温
(参考) |
暑さ指数
(WBGT) |
熱中症予防運動指針 |
35℃
以上 |
31℃以上 |
運動は 原則中止 |
WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。 |
31℃以上35℃未満 |
28℃以上31℃未満 |
厳重警戒 |
WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり、水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人(※)は運動を軽減または中止。 |
28℃以上31℃未満 |
25℃以上28℃未満 |
警戒 |
WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。 |
24℃以上28℃未満 |
21℃以上25℃未満 |
注意 |
WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 |
24℃未満 |
21℃未満 |
ほぼ安全 |
WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。 |
※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など