クドア・セプテンプンクタータによる食中毒に注意しましょう!
クドア・セプテンプンクタータはヒトに下痢等を引き起こす寄生虫の一種です。
佐賀県でも、令和6年5月にヒラメの刺身による食中毒が発生しました。
ヒラメ刺身から見つかったクドア・セプテンプンクタータの写真
クドア・セプテンプンクタータとは?
「クドア・セプテンプンクタータ」は、クドア属の一種であり、クドア属は、魚の筋肉に寄生する寄生虫で、ゴカイ等の環形動物を介して魚に感染すると考えられています。ヒトなどのほ乳類には寄生しないと考えられています。
クドア・セプテンプンクタータ(以下、「クドア」とする。)は、ヒラメに寄生することが知られています。
厚生労働省ホームページより
クドア・セプテンプンクタータによる食中毒について
1 症状
発症した場合でも、食後数時間程度で、一過性の嘔吐や下痢等の症状が起きます。症状は軽度で速やかに回復します。
2 予防方法
以下の処理によりヒラメに寄生したクドアは病原性を示さなくなります。
・-20℃で4時間以上の冷凍
・中心温度75℃で5分間以上の加熱
クドア・セプテンプクタータによる食中毒事件について(全国)
| 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
事件数(件) | 17 | 9 | 4 | 11 | 22 |
患者数(人) | 188 | 88 | 14 | 91 | 246 |
関連リンク
・
クドアによる食中毒について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)