令和6年6月5日 農業技術防除センター担当者 善、前山 直通 0952-45-8153 E-mail nougyougijutsu@pref.saga.lg.jp |
普通期水稲のスクミリンゴガイについて「病害虫発生予察注意報」を発表します
スクミリンゴガイについては、本年が暖冬で経過したため越冬率は高いと推定され、平年に比べ発生量は多くなると予想されます。今後の気象次第では普通期水稲に大きな被害が生じるおそれがあります。
このため佐賀県では、本種について「病害虫発生予察注意報」を下記のとおり発表し、生産者に対し、防除対策を徹底するよう注意喚起を行います。
記
1 発表年月日 令和6年6月5日(水曜日)
2 病害虫名 スクミリンゴガイ
3 対象地域及び作物 県内全域の普通期水稲
4 発生の現況及び今後の発生予想
早期水稲および山間早植え水稲において本種による被害を認めている。
本年が暖冬で経過したため本種の越冬率は高いと推定され、平年に比べ発生量は多くなると予想される。
気象予報では向こう1か月の降水量は平年並か多いと予想され、本種の摂食に好適な条件であるため、今後、被害が生じるおそれがある。
5 今後の防除対策
本種が発生している水田では、貝の捕獲や被害を生じにくい浅水管理などの耕種的な対策と移植後の薬剤処理を確実に実施するよう、JA、各市町、農業振興センター等の県関係機関を通じ、生産者に対し防除対策の徹底を周知する。
<参考>
普通期水稲:6月以降に移植し、9月から10月に収穫する水稲
早期水稲:4月から5月にかけて移植し、8月中旬から9月に収穫する水稲
山間早植え水稲:標高200m以上の地域で、5月に移植し、9月中旬から10月に収穫する水稲
添付資料