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令和6年6月19日 健康福祉政策課 感染症対策担当 担当者 緒方、廣重 内線 1845、1840 直通 0952-25-7075 E-mail kenkoufukushiseisaku@pref.saga.lg.jp |
手足口病の流行発生「警報」を発表します
感染症発生動向調査(第24週:令和6年6月10日~6月16日)において、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が5.35(患者報告数123人)となりました。
ついては、流行発生警報の開始基準値である「5」を超えたことから流行発生「警報」を発表します。
手足口病の予防には、しっかりとした手洗いが有効です。
また、症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診してください。
(注)
・定点医療機関とは、感染症の発生状況を知るために対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
・定点医療機関当たりの患者報告数とは、1定点医療機関が1週間で診断した患者数を表すもので、全患者報告数を定点医療機関数(23医療機関)で割った値です。
<佐賀県における定点医療機関あたり患者報告数の推移>
![佐賀県における定点医療機関当たり患者報告数の推移](3_107711_323028_up_3ix6debm.png)
≪感染症発生動向調査に基づく流行発生警報の基準≫
佐賀県では、県全体の定点医療機関当たりの患者報告数が手足口病の警報開始基準値を超えた場合に、県民に対して注意喚起を行っています。
〔手足口病 流行発生警報基準〕
※流行発生警報の解除
県全体の定点医療機関当たりの患者報告数が流行発生警報の継続基準値を下回り、かつ、全保健福祉事務所管内での定点当たりの患者報告数が前週の値を下回ったとき、自動的に解除されます。
<手足口病について>
手足口病とは、名前のとおり手・足・口の中などに現れる水疱性の発疹を主症状とした、コクサッキーウイルス、エンテロウイルス属による急性ウイルス感染症で、幼児を中心に夏季に流行が見られます。
手足口病は、咳やくしゃみによる飛沫感染、便中に排泄されたウイルスによる糞口感染、水疱内容物による接触感染などであり、3~5日の潜伏期の後、2~3mmの水疱性の発疹が手のひら、足底、口の中などに出現します。発熱は、3人に1人の割合で見られますが、軽度(38度以下)であることがほとんどです。多くは3~7日で発疹が消失し治癒しますが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が生じることもあります。また、便中へのウイルスの排泄は長期にわたり、症状が消失しても2~4週間にわたり排泄されます。
予防としてのワクチンはありませんが、日頃から次のことにご注意ください。
・しっかりとした手洗いを心がけ、タオル等の共有はやめましょう。
(特にトイレの後やおむつ交換の後、食事の前にはしっかりと手を洗いましょう。)
・症状のある人との濃厚な接触は避けましょう。
・咳が出る場合は、マスクを着用し、咳エチケットを守りましょう。
・嘔吐する、高熱が出る、発熱が2日以上続く、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。