江戸末期は日本の防衛、明治維新後は日本の基礎造りとして活躍した江藤新平や大隈重信、鍋島直正がいながら、大河ドラマには主役として候補にあがりません、その理由となる佐賀に足りないものとして、消失した佐賀城の天守閣があると思います。
街の核となるシンボルがあることで街の魅力は増すと思います。天守閣が再建され、目にする日を願っております。
担当課の回答(令和6年6月12日)
ご意見をいただきました佐賀城の天守閣は、残念ながら、享保11年(1726)の火災により焼失し、その後は再建されることなく今日に至ります。
ご意見のとおり、天守閣はまちのシンボルとして魅力向上にもつながるものと思います。しかしながら、復元のために必要な天守閣の詳細な資料が現存しておらず、佐賀城跡についてはまだまだ調査すべきことが多いため、天守閣の復元については現状では難しいと考えております。
本県では、幕末維新期の佐賀藩の功績を広く発信するため、佐賀城本丸歴史館はもとより周辺の博物館施設なども含めて、日本を造ったとも言える佐賀の偉人たちや豊かな歴史、文化などに触れていただけるよう取り組んでいます。特に今年は、江藤新平の没後150年を記念した特別展を佐賀城本丸歴史館にて開催し、約4万人もの方々に来場いただきました。ふるさとの偉人について知ってもらい、佐賀への誇りを持っていただけるよう、様々な取り組みを行っているところです。
引き続き、佐賀城跡や佐賀の歴史、文化を後世に継承していくため、調査・研究などの文化財保護の取り組みを着実に進めるとともに、地域の宝としてその価値を磨き上げてまいりたいと思います。