プルサーマル公開討論会終了後の知事インタビュー(全文掲載)
日時:平成17年12月25日 18時00分~18時25分
場所:唐津ロイヤルホテル
○記者
共同通信の川口と言いますが、まず、きょうの討論会を終わられての御感想をお願いします。
○古川知事
率直な感想から言えば、こうして12月25日という日に集まっていただいて本当にありがとうございますというお礼の気持ちです。
中身については、私も両方の意見に耳を傾けていましたけれども、プルサーマルの安全性というきょう目指したテーマに関して言えば、理解はある程度深まったのではないかという直後の感想として持っております。
○記者
NHKです。知事は、前々からこの公開討論会を判断の一つにするというふうにおっしゃっていましたが、判断の一つにやっぱりなるんでしょうか。
○古川知事
判断の一つにはなると思います。
○記者
改めてまた同じようなことをやる可能性というのはありますか。
○古川知事
いや、論点そのものは、これで大体出尽くしたと思っていますので、本日お越しになれなかった方、ライブで見ておられた方もいらっしゃると思いますし、これから繰り返しいろんな形で報道されることになりますので、そうしたことを見ていただくというふうなこともできると思いますので、このようなやり方は今回を区切りとしたいと思っています。
○記者
安全性については、きょう参加された方、あるいは県民にとって理解してもらったというふうにお考えでしょうか。
○古川知事
自分が県民の一人ということで聞いていたつもりなんですけれども、プルサーマルの安全性について指摘されていた事項、制御棒の効きの話だとか、ガスの話だとか、いろいろ幾つか要素はあったと思います。また、全く別の観点でテロの話だとか、そういうのもあったんですけれども、それらに対して、これはこういうことで安全なんだという説明は、それ自体としては、私は非常になるほどと思うところがございましたので、お聞きになった方はそのような感想を持たれた方も多いのではないかと思います。ただ慎重派の方からの御意見もいろいろ私も参考にしなくちゃいけないというところもありましたし、ただ、多くは、そもそも原子力政策そのものに対する投げかけが多かったような印象を受けております。
○記者
知事としては、もうちょっとこの辺を聞きたかったと。討論の流れが、もうちょっとこの方面へ行ってくれればよかったなと思われましたか。
○古川知事
あるとしたら、格納容器が壊れるってどういう場合ですかという質問を実はしたかった。どうなったら格納容器が壊れるんだろうと。小出さんの方から、あらゆる事態を想定すべきだというお話がありましたから、本当にそういうことがあるとしたらどんなときなんだろうというのをちょっと質問したいなとは思いました。
あと、流れ的に言えば、もうそれはいろいろ言い出せば切りがないと思いますけれども、コーディネーター初め、本当に一生懸命やっていただいたというふうに思います。一部、不規則発言もありましたけれども、全体を通してみれば、賛成の方、反対の方、いろんな御意見をそれぞれ聞く会になったと思っています。
○記者
きょう初めて、あるいは県外からいらっしゃった方が、もしこのシンポジウムをお聞きになったとしたら、恐らく根本的な議論は何もしていないんじゃないか。賛成の人は最初から賛成であり、反対の人は最初から反対だと。そこら辺一つの国、あるいは事業者、それから行政への不信感とかがないまぜになりまして議論になっているのかなという見方をされる人もいるかと思いますが、そんな感じのご感想はどうですか。
○古川知事
最初から賛成とか反対とか、決めているという人にとってみると、この討論会の意味が多分ないと思うんですね。意味ないことはないかもしれません。自分の考えを発表する場というふうな意味では、意味があるんだと思いますけれども、きょう会場に来れなかった方でも、きょうの様子を、自分のテレビだとかコンピューターで見ることができる人もいらっしゃいますし、また、新聞やほかのメディアを使って、それを確認することも可能なわけですね。そういった方たちというのは、それなりに自分の考えで今回の討論会の様子を多分整理されるんではないかなというふうに思います。
○記者
朝日新聞です。安全性について理解が深まったというふうに最初おっしゃいましたが、これは安全であるというふうに、プルサーマルを導入しても安全だなというふうに思われたということでしょうか。
○古川知事
県としての判断は、ちょっと今日まだ直後の段階なので、もう少しいろいろ整理しなくちゃいけないこともあろうかと思いますけれども、ただ、今申し上げたのは、公開討論会を終わったばかりで、私の印象として、公開討論会をやる前と今とを比べると、プルサーマルの安全性ということについて言えば、理解が深まったという印象を受けているということです。
○記者
今後のスケジュールについてはいかがでしょうか。
○古川知事
具体的にいつやるかというところまでまだ整理できていませんが、こうやって判断の基準となるものをやりましたので、もう一遍本日の内容を整理して、県としてもなるべく早く、年内ということはありませんけれども、県としての考え方をある程度まとめなくてはいけないのではないかと思っています。
○記者
毎日新聞の阿部といいます。ただ、パネラーの中には判断を急がない方がいいという意見もありますけれども、それについてはいかがでしょうか。
○古川知事
私も全然急ぐ必要はないと思っています。急ぐ必要がないと思っているからこそ、最初にこの話があったときからすると、相当ゆっくりというか、慎重にやっているつもりでもありますし、もともと九州電力が公開討論会をやり、国もやりと、そういったことを重ねていけば、大体の議論の行き着く先が見えてくるのかなとも思ってたんですけれども、それでは足りないということで、じゃあ今度は県主催でやりましょうとか、私なりには全然急いでなくてやっているつもりでありますので、何か急いでやるということじゃなくて、そういう判断するのにある程度材料がそろうかどうかということで判断していきたいと思います。
○記者
結局、反対の意見もあれば賛成の意見もあるという感じがしたんですけれども、そこら辺をどう汲み取っていくかというのはどうなんですか。
○古川知事
ええ、確かに賛成の方もいらっしゃれば反対の方もいらっしゃるということなんですけれども、県としてはどちらでもいいですという判断はあり得ないので、それは私たちがやはり行政の責任者として、責任を持って判断をしていかなくてはいけないわけですね。どっちの判断の方がそれが、今はもちろんのことでありますけれども、私が常々申し上げますように、こういう判断というのは歴史の評価に耐えるものでなくてはならないというふうにも思っていますので、とにかく我々なりに将来の子供たちや孫の代に対しても、どうだったんだというふうなことをきちんと答えられるような気持ちで判断に臨んでいきたいと思っています。
○記者
時事通信ですけれども、県として判断されるときに、きょうの県の討論会である程度の基準がもう出そろったというふうにお考えですか、それともまた新たに別の基準の何か討論会なり何なりかをされる予定というのはあるんですか。
○古川知事
いや、ございません。安全性そのものについては、あらかじめ想定していた議論のテーマというのがあって、それは大体論点は出尽くしたのではないかと思っています。
○記者
佐々木といいますが、あと何をクリアされれば、知事がその受け入れの鍵の判断をする条件が整ったと言えるのでしょうか。
○古川知事
一つは、まず今日の討論会、今ちょっと直後なので、私もきちんと発言内容なり何なりというのを自分の中でも整理していませんので、本日の発言の内容をまずは整理するというところだと思っています。そのほか何か必要な手続があるのかもしれませんけど、私の中にあるのは、まずはそれだろうと思っています。
○記者
あと、唐津市の安全協議会の話が出ていますけど、それについて改めてお考えを。
○古川知事
唐津市等の分も含めて、私どもの方で安全性なり何なりについて判断させていただいているつもりでおりますし、これまでも十分立地町としての玄海町は玄海町が判断する、それ以外のところは旧呼子、鎮西、肥前含めたところを全部県がきちんとそういう意向を酌んで判断をしていくというやり方をやっていっていたと思っていまして、私どもとしては、そういうやり方そのものにこれまで何か問題があったというふうには思っていないんですね。だから、新しい今の唐津市の方々の気持ちや考え方も踏まえて、私どもの方で判断をさせていただければと思っています。
○記者
西日本新聞の南と申しますが、知事はそうおっしゃいますけれども、きょうも質疑の方で、なお議論のテーブルに唐津市がつかれていないということに対して不安の声が上がっていたんですけれども、知事はその唐津市民の意思というのをどういうふうに酌み取りたいと、酌み取れるかとお考えでしょうか。
○古川知事
その隣接しているところ、またはその近くにあるところということでありますから、今までも県として判断するときに、佐賀市だとか鳥栖市だとか鹿島市というところに自分たちが行って判断するという意識には立っていないんですね。私たちが判断するときには、基本的に自分たちは玄海町にいる、または玄海町の周りのところにいるという気持ちでいろいろな判断をしてきているつもりでいるんです。具体的に唐津市民の人から直接何かの機会をつくって声を聞くということはいたしておりませんけれども、これから例えば私どもが理解しているところによれば、市長さんも、または議会の方も、何かそれぞれ議論をしていくというふうなお話でありますので、そういったことで、必要があれば市長さんや議長さんたちを初めとして、いろんな方々が私のところに言ってこられるのではないかというふうに思います。
○記者
お待ちになるということですか、じゃあ、市長や議長が言ってこられるのを。
○古川知事
ええ、今、とりあえずはそういった自分たちで研究するとおっしゃっているというふうに理解していますので、まずはそこの様子を待ちたいと思います。我々は唐津市の分も含めて、自分たちがやりますと言っているわけですね。ですから、こちらの方から何か唐津市の方にアプローチをして、こうしてください、こうしませんかという提案をすることはないということです。
○記者
やはり、そちらの県が唐津市の分も含めて何らかの判断を、安全協定上の判断をした方が唐津市が安全協定を結ぶよりはベターだということですよね。
○古川知事
そんなに県が信用ならないのかというのは正直なところでして、それはどうしても唐津市の方がおやりになるということであれば、こっちは絶対困りますということは、それはありません。それはないですけれども、どういうお考えのもとに何をしたくて、つまり、県がやっている方では何が足りなくてということなのかを、やはり一度ぜひ教えていただきたいと思うんですね。確かにやり方だとか内容に問題があると、それは唐津市としてやった方がいいんだということであれば、それは住民を代表してのお話ですから聞かなくちゃいけないということもあるのではないかと思いますけれども、いずれにしても、そういう唐津市、または唐津市議会がどういうお考えをお持ちなのかということを、とにかくまず聞かせていただきたいと思っております。
○記者
今まで、知事は玄海町、地元の意向であるとか、県議会の議論であるとか、この討論会の議論を踏まえて、総合的判断をするとおっしゃっていましたが、じゃあ、市議会がプルサーマルの是非について判断した場合は、それは一応尊重されるということですか。
○古川知事
もちろん、それは隣接の自治体ですから、全く無視をするということは、それは政治的にも、どんな場面でもそれはないと思います。ただ、今まで安定協定というのは、事業を進めていく必要な手続として、こことここの同意をとってやっていくということでやっているわけですね。その正規の手続の中に唐津市というものの同意というのを入れるかどうかというふうなことになっているわけであります。
仮に取らないとしても、唐津市民の意向、気持ちというのは、県が判断する際に十分にそれは酌んでやっていかなくてはいけないと思っている状況です。
○記者
佐賀新聞ですけど、時期はないですけれども、県としてなるべく早く考えをまとめていきたということですが、まず、とりあえず玄海町が判断するまでは、県は判断をしないと考えているというふうに、それとも玄海町より先に判断するという気持ちはありませんか。
○古川知事
いや、県が事前了解するとかというのを玄海町よりも先にというのは、ちょっと考えにくいかなと思っています。ただ、安全性というのは、このプルサーマルを判断する際の前提でありますので、安全でなければ、もう議論する余地がないという話でありますから、その安全性については、まず我々の中でちょっと整理をしてみたいというふうなことです。
○記者
読売新聞の山田といいますが、前回の国のシンポジウムの時には、必要性にはある程度理解できたと。今日の県のあれで、安全性にある程度理解ができましたと。今後、最終的に判断される場合に、あとどういう要素が残っているんでしょうか。ちょっと前の方とダブルかもしれないけれども。
○古川知事
ちょっとわかりにくかったかもしれません、済みません。安全性については、きょう私が直接話を聞いている中では、印象として安全性の理解が深まったんではないかなという印象は持っています。ただ、それが県として安全だといったことを最終判断するというところまでは、ちょっと私、今自信がないものですから、そういった点の整理をさせていただきたいと思っていまして、それがやっぱり県としては安全だと考えるとなるのかどうかですね。なっていけば、それはそれで一つの判断ということになっていくと思いますけれども。ただ、今日の議論を整理したいと思います。
○記者
その後、何か残っているんですか、必要性、安全性、例えば、判断される材料。
○古川知事
いや、それはもう地元の理解だとか、それこそ周辺の理解だとか、そういった話になります。
○記者
前回国の時と比べて、今回で安全性について深まったと思われる要素は、今すぐで記憶に残っているところで、こういう要素で、腑に落ちたなり何なりという要素があったら教えてください。
○古川知事
例えば、富化度の問題についても、前回の時には余りはっきりほかに比べて富化度が高いという話をされなかったんですよね。私はそういうのに非常に首をかしげていたんです。何で言わないんだろう。高いなら高いと、ただし、高くてもそれは自分たちの考える安全性の範囲だから大丈夫だよと言ってもらうと、みんなが安心する。何か言いたくないのかなとかと思って、私、ちょっとどうかなと思っていたんですね。きょうはそういったことについてきちんと言っていただいて、それを自分たちなりにそれは3分の1MOX報告書の中で、このレベルまでは大丈夫だと判断し、あと実際にそれを動かしてみて、その想定の範囲内で物事が動いている。ならば我々はそれを安心だと考え、安全だと考えているというふうな、そういう説明というのは、私の心には非常に届きました。
○記者
認めるところは、認めたということですか。
○古川知事
そうですそうです。ええ、そうですそうです。
○記者
ちょっと話が違うんですが、最後の大橋教授が「こんなことをこうやって議論しなければならないのかと思う」とおっしゃいましたが、討論会を開くことを決断された知事として、この発言についてどう思われますか。
○古川知事
パネリストの御発言の一言一言に、大橋さんとしては、自分はこれはもう自明の理だと思っていることに対して、それがなかなか御理解いただけないところがあるというところに学者としてのいらだちというものを表明されたんだというふうに思います。でも、我々は学者として正しいと思っていても、それをより多くの人に、わかりやすい形で正しさを説明していただかなければ、周りの人たちが不安に思っている、または反対しているままじゃ物事進まないわけですよね。ですから、学者としての考え方の世界と、それをできる限りどうやってわかりやすく皆さんに理解していただくかというのは全然ペースが違うのではないかなというふうに思っています。
じゃ、最後、初めての方。
○記者
共同通信の山本です。なるべく早く判断するとおっしゃいましたが、例えば2月議会の議論を経てからなのかとか、時期的なものについて、何月までに御判断したいという想定があるのかどうか、ちょっと。
○古川知事
今、なるべく早くと言ったのは、具体的にいつまでというイメージがあって申し上げたというよりは、いたずらにずるずると遅らせていってもしょうがないねという気持ちで申し上げたということでありまして、いつまでにこれをしますという具体的な日程をイメージして申し上げたわけではございません。ですので、これからどういうふうな進め方になるのか、私もまだイメージできていない部分もあるんですけれども、私どもでいけば2月議会ですけれども、そういったものの前とか、その議会の議論だとか、その後だとか、その辺どうなっていくのかは、ちょっとこれからまた考えてみたいと思います。今の段階では具体的な日程は決めておりません。
○記者
佐賀新聞ですけれども、知事は、そういう理解が進んでいたんではないかと言われていますが、実際先ほどからいろいろと一般の人に聞いたら、賛成も出て、反対も出て、どちらかわからないと言われて、やっぱりこれは県自体がもうちょっと判断できるような研究組織をつくるべきじゃないかとか、先日の九大の吉岡先生の、県が独自にやっぱりそういうプルサーマルについての研究組織みたいなのをつくるべきだ、それまでは判断すべきじゃないと提言があったこと、そういう意見についてどう思われますか。
○古川知事
とても魅力的な意見なんですよね。我々も考えてみたんです。そうした時にメンバーはどういうメンバーがいいと思います、私が聞いてはいけませんね。どういうメンバーがいいだろうかという中身の議論しましたんですけれども、どうせそういう研究をするのであれば、少なくとも日本語の通じる我が国で最高水準の人たちに集まっていただいて、きっちり議論をしたいというふうに思うわけなんです。そうすると、メンバーというのは、実はほとんど今国で審査をしていらっしゃっている方とダブるんですよ。じゃあ我々がそういったものをどっかの学者の先生に集まっていただくだけで、きちんとした議論、研究が国とは全く別にできるのかというと、私はそれは難しいのではないかと判断をしました。
ちなみに、福島県で似たようなことをやっているので、ちょっと勉強に行かせたのでありますけれども、福島県はそもそも国のエネルギー政策というものについて果たしてどうなんだということについて議論をしておられます。これは事実でありますが、そこで聞いたときにも、技術的な云々という話についてそこではやっていませんというお話でもございました。ですから、私どもは佐賀県は30年ぐらい前に国のエネルギー政策に協力をして、県内の玄海町に原子力発電所を立地するということについて同意をして、いわば国の原子力政策、エネルギー政策に理解を示しながらやってきているわけであります。
確かに不幸な事故が幾つか起こっております。反省すべき点もこれまでいろいろあったとは思いますが、私はその国の安全審査の体制や電力事業者のいろんな意味での対応に信頼関係を損なうような大きな問題点があったというふうには思っておりません。したがいまして、私どもとしては、そういう技術面を云々していくというよりは、県民の立場に立って自分たち自身が理解できるのかどうかという視点に立つのが私はいいと思っております。
○記者
佐賀県がプルサーマルを受け入れるメリットというのがいまいちわからないんですよね。危険 だ危険だと言っている人がたくさんいる中で、でも、やっぱりやるべきだ、佐賀県として受け入れるべきだと、ほかの東電とか、関電とかの関する自治体はいまだに賛成していないわけですよね。
○知事
賛成したかどうかといえば、かつて賛成したんですよね。その後、それを撤回したという状態になっているということで、私たちが日本で全く初めてこの問題に取り組んでいるということではないと思っていますけれども、今実際に動いているところでは、たしかたまたま日程的に最初の方を行っているということは事実なんです。
我が県は、これまでも例えば炭鉱なら炭鉱ということでエネルギーと密接に関係してきましたし、今は原子力発電所というのもありますし、これから太陽光だとか海洋温度差発電を初めとして新しいエネルギーというものを佐賀県を引っ張っていくリーディング産業にしていきたいという気持ちがあります。そういう中ですので、どっかがやっていないからやらないというふうな判断ではなく、本当にこれが安全性が確保されるのか、そしてまた、どうしてもこれは国家としてやらなくてはいけないものなのか、そういったことを判断した上で、それはやるべきはやる、やらないものはやらないというふうに判断をしていくということが、私は佐賀県のエネルギー政策ということがしっかり確立できることにつながると思っております。