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内水氾濫被害を軽減するため『田んぼダム』を推進しています

最終更新日:

佐賀県では、近年、激甚化・頻発化する豪雨災害に備えて「プロジェクトIF(佐賀県内水対策プロジェクト)」に取り組んでおり、この取組の一環として、『田んぼダム』を推進しています。

『田んぼダム』とは、水田の排水口に調整板を取り付けて水田の雨水貯留機能(大雨時に雨水を一時的に貯留し、時間をかけてゆっくりと下流に流すこと)を強化して、田んぼに「ダム」としての役割を担わせることで、大雨時の周辺の農地・集落や下流域の浸水被害リスクの軽減を図る取組です。大規模な施設を造成する必要がなく、安価で、すぐに効果が発揮できることが大きな特徴です。佐賀県では、令和元年・令和3年豪雨時に大きな浸水被害のあった地域の上流部において、『田んぼダム』の取組を推進し、下流地域の浸水被害の軽減を目指しています。

令和6年度の県全体の『田んぼダム』取組予定面積は約2,700haで、設置した調整板により一時的に田んぼに雨水を溜めるとした場合、約270万㎥(25mプール約9,000杯分)の雨水貯留の効果が期待できます。

この度、取組状況や有効性を広く県民の皆さんに知っていただくため、『田んぼダム』に取り組まれている集落にのぼり旗を配布しました。この『田んぼダム』の取組が、佐賀県の風土として定着していくことを目指しています。


『田んぼダム』の取組面積及び貯留機能

 
 令和4年度
(実績)
 令和5年度
(実績)
 令和6年度
(5月末時点)
取組面積 1,160ha  2,151ha  2,703ha
貯留機能 約110万㎥約210万㎥  約270万㎥

 調整板設置写真(佐賀市内)       画像3

    調整板設置写真(佐賀市内)              のぼり旗の写真(小城市内)



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