令和6年8月27日 農業技術防除センター
担当者 善、前山 直通 0952-45-8153 E-mail nougyougijutsu@pref.saga.lg.jp |
果樹カメムシ類について「病害虫発生予察注意報」を発表します
果樹カメムシ類の本年の発生量は平年に比べ多いと予想されていましたが、これまでは生産者による防除の徹底により被害は極一部に限られていました。
8月下旬になり一部の果樹園に飛来が確認され始め、今後、飛来するカメムシ類が更に多くなった場合、果樹類に被害が生じるおそれがあります。
このため佐賀県では、本日8月27日、本虫について「病害虫発生予察注意報」を下記のとおり発表し、生産者に対し、防除対策を徹底するよう注意喚起を行います。
記
1 発表年月日 令和6年8月27日(火曜日)
2 病害虫名 果樹カメムシ類
3 対象地域及び作物 県内全域の果樹全般
4 発生の現況及び今後の発生予想
8月16日から21日の調査において、ヒノキ球果1果当たりの口針鞘数が離脱の目安となる25本に到達した地点がある。また、ヒノキ樹上における成幼虫数が8月1日から6日の調査から減少しており、離脱が始まっているとみられる。
果樹試験場に設置している予察灯では、果樹カメムシ類の誘殺虫数が8月5半旬(21日から25日)に急増しており、県内の一部の果樹園においても飛来が確認されている。
気象予報では向こう1か月の気温が高いと予想され、本種の発生に好適な条件であるため、今後、被害が生じるおそれがある。
5 今後の防除対策
園内外をよく観察し、早期発見に努め、飛来が確認された場合は直ちに薬剤防除を実施するよう、JA、各市町、農業振興センター等の県関係機関を通じ、生産者に対し防除対策の徹底を周知する。
添付資料