佐賀市久保田町全域で再整備を進めている最初の農業用水施設が完成しました 最終更新日:2024年9月6日 佐賀市久保田町全域で再整備を進めている最初の農業用水施設が完成しました 久保田地区では、ほ場整備で造成した農業用水施設(パイプライン、揚水機)の再整備を実施しています。 地区内で初めて再整備を行った工区では、今年から新しくなった農業用水施設を使用して稲作が行われています。 施設の運用(水管理)に当たっては、久保田町土地改良区と農家の皆様が連携することで、パイプラインの末端ほ場まで安定した農業用水が供給されており、稲がしっかりと生育しています。 また、この工区(田:11.4ha)では既存の揚水機を2基から1基にスリム化(統廃合)することで、維持管理負担の軽減を図っています。 引続き、他の工区でも再整備を進めていくことで、安定した農業用水の供給や施設の維持管理負担の軽減を図っていきます。事業目的 久保田地区の農用地は昭和45年度~昭和55年度にかけてほ場整備が行われており、米・麦・大豆の土地利用型農業を主として、タマネギ・トマト・アスパラ等の高収益作物の作付拡大も図られています。しかし、これらの農業生産に欠かせない農業用水施設の経年劣化により漏水が多発しており、また、施設数も多いことから修繕や維持管理にかかる経費が受益者の負担となっています。 このため、既存施設の再整備や施設のスリム化を行うことで、担い手への農地集積・集約や生産コストの軽減を図ります。 事業計画 <全体計画> <再整備実施箇所(新P1ポンプかかり)> 事業期間 令和3年度~令和12年度 工 期 令和4年12月28日~令和5年8月10日 受益面積 850.1ha 受益面積 11.4ha 実施内容 パイプライン L=102.266km 実施内容 パイプライン L=1.420km 揚水機 N=87基:105基→87基(統廃合) 揚水機 N=1基 用水樋管 L=25m 暗渠排水 A=505.8ha 赤:今回整備 青:今後整備農家の皆様への説明会の様子安定した農業用水の供給新P1揚水機場機場内の揚水機