令和6年9月12日
佐賀県立名護屋城博物館 学芸課企画普及担当
担当者 飯田・大橋
直通 0955-82-4906(学芸課直通)
E-mail: nagoyajouhakubutsukan@pref.saga.lg.jp |
佐賀県立名護屋城博物館企画展「黄金と草庵-秀吉の茶室に挑む―」を開催します
今から約430年前に豊臣秀吉によって大陸侵攻の拠点として築かれた名護屋城は、軍事拠点としてのみならず、茶の湯や能など、様々な桃山文化が花開く「文化の拠点」としての顔も持っていました。名護屋城には、秀吉が天皇に茶を献じるために造った「黄金の茶室」が持ち込まれ、外国使節や日本各地から参陣した大名や武将たちを招いての茶会が開かれています。このような公式な場面で用いられた「黄金の茶室」に対して、より私的な茶室「草庵茶室」も、名護屋城の秀吉のプライベート空間である「山里丸」に造られました。この「草庵茶室」は竹で造られており、その茶室開きは4日間かけて行われたという記録が残されています。
この秀吉が愛した2つの茶室が復元され、令和6年3月、再びこの名護屋の地にそろいました。特に、草庵茶室は史上初めて復元された唯一無二のものとして注目されています。本展覧会では、これらの茶室の史料や歴史的背景、復元制作の過程をグラフィックや映像等をとおしてご紹介します。期間中には貴重な白天目茶碗を用いるなど、秀吉の茶会を彷彿とさせる夜の体験イベントを草庵茶室で実施します。ぜひこの機会に、2つの茶室を通じて名護屋城跡・陣跡の魅力に触れてください。
記
1 会期
令和6年9月20日(金曜日)~12月1日(日曜日)【73日間】
休館日:月曜日、ただし祝休日の場合は翌日
2 会場
佐賀県立名護屋城博物館 2階 企画展示室
3 展示構成
・よみがえる黄金の茶室
・よみがえる草庵茶室
・映像:「黄金と草庵―秀吉の茶室に挑む―」
4 観覧料
無料
5 主催
佐賀県立名護屋城博物館
6 会期中のイベント
(1)企画展開催記念シンポジウム「黄金と草庵―秀吉の茶室を像(かたど)る―」
・日時:令和6年11月24日(日曜日) 13時30分~16時(開場13時)
・定員:500名
・会場:名護屋城博物館ホール
・料金:無料(事前申し込み不要)
・講師:田沢裕賀(たざわ・ひろよし)氏 大分県立美術館
館長、東京国立博物館 特任研究員
伊東龍一氏(いとう・りゅういち)氏 熊本大学 名誉教授
矢ヶ崎善太郎(やがさき・ぜんたろう)氏 大阪電気通信大学 建築・デザイン学部教授
(2)ワークショップ「親子で挑む!!草庵茶室の起こし絵図―名尾和紙でつくる建築模型―」
・日時:第1回/9月22日(日曜日)第2回/11月3日(日曜日)
各日13時30分~15時30分
・定員:各日6組
・会場:名護屋城博物館図書閲覧室
・料金:無料(事前申し込み制、先着順)
・対象:小学4~6年生の子と保護者
・参加締め切り:第1回/9月20日(金曜日)、第2回/11月1日(金曜日)
(3)「草庵茶室体験プログラム」
・日時:11月23日(土曜日)30日(土曜日)
【昼の部】14時~
14時30分~ 15時~
15時30分~ 16時~
16時30分~(各回20分程度)
【夜の部】17時30分~(1回1時間程度)
・定員:【昼の部】各回4名(茶室内)【夜の部】茶室内4名、茶室外10名
・料金:【昼の部】茶室内1,000円【夜の部】茶室内10,000円、茶室外5,000円
(事前申し込み制、先着順)
参加締め切り:実施日の5日前の正午まで
(4)「黄金の茶室体験プログラム」
・日時:9月27日(金曜日)28日(土曜日)
11月1日(金曜日)2日(土曜日)22日(金曜日)23日(土曜日)
【大名コース】10時~ 11時~ 12時~ 13時~
14時~
【太閤コース】15時~
・定員:各回2名(茶室内)
・料金:【大名コース】5,000円/1名【太閤コース】10,000円/1名
(事前申し込み制、先着順)
・参加締め切り:実施日の3日前の正午まで
(5)なごや歴史講座 「秀吉の茶室」
・日時:10月20日(土曜日)13時30分~15時
・会場:名護屋城博物館ホール
・料金:無料(事前申し込み不要)
・講師:大橋正浩(おおはし・まさひろ) 名護屋城博物館 学芸員
起こし絵図ワークショップや黄金の茶室・草庵茶室の体験プログラムは名護屋城博物館ホームページからお申し込みください。
佐賀県立名護屋城博物館ホームページ
https://saga-museum.jp/nagoya/
黄金の茶室(令和4年3月復元)
草庵茶室(令和6年3月復元)
添付資料