「市町職員等を対象とした犯罪被害者等支援のための研修会」を開催します
佐賀県内の全市町では、犯罪被害により生じた生活上の困りごとを相談できる「総合的対応窓口」を設置し、犯罪被害者等の方が身近な地域で様々な相談ができる体制づくりを進めています。
この一環として、今回、各市町の同窓口担当職員等を対象に、犯罪被害者等の抱える問題への理解促進、支援に関する知識の習熟やカウンセリング技術の向上を図ることを目的に、研修会を下記のとおり開催します。
記
1.日時・場所
(1)日時 令和6年11月6日(水曜日)13時30分から15時40分まで
(2)場所 佐賀県庁 11階大会議室(佐賀市城内1丁目5番14号)
2.参加者
県内全市町の犯罪被害者等のための「総合的対応窓口」担当職員等
3.内容
(1)講演
演題:「被害者の声」
講師:鴻巣 たか子(こうのす たかこ)
※講師プロフィール
2002年、覚せい剤常習者の運転による交通事件で長男を亡くされる。
被害者支援には、保健、医療、福祉の連携が不可欠と考え、神奈川県立保健福祉大学にて社会福祉を学び、常磐大学大学院にて被害者学を学
ぶ。
神奈川被害者支援センターや性暴力対応電話相談で被害者支援に従事。
退職後も犯罪被害者支援の充実を目指して活動を続けている。
(2)グループワーク
議題:「可能な支援を考える」
講師:稲吉 久乃(いなよし ひさの)氏
※講師プロフィール
看護大学を卒業後、小児病棟で悪性腫瘍の子どもの看護にあたられるが、たくさんの亡くなる子どもたちを見送ることが辛くて退職。
その後、保健師として地域住民の様々な相談に乗る保健センター勤務を経て、結核感染症の相談支援に当たる。
2008年、東京都中野区が新設した「犯罪被害者等相談支援窓口」に配属され、2021年から専任の非常勤職員として、被害者支援に携わる。