令和6年11月20日 健康福祉政策課 感染症対策担当 担当者 廣重、福井 内線 1851、1845 直通 0952-25-7075 E-mail kenkoufukushiseisaku@pref.saga.lg.jp |
佐賀県がインフルエンザの流行期に入りました~感染予防に努めましょう~
佐賀県では、令和6年11月11日(月曜日)~11月17日(日曜日)の週(第46週)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が1.03(患者報告数40人)となり、国が流行開始の目安としている「1」を超え、インフルエンザの流行期に入りました。
今後さらなる患者数の増加が予想され、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行にも注意が必要であり、下記のことに留意して感染予防に努めましょう。
(注)
○定点医療機関とは、感染症の発生状況を知るために対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
○定点医療機関当たりの患者報告数とは、一週間に一か所の定点医療機関からどのくらいの受診者がいたかを表すもので、全患者報告数を定点医療機関数(インフルエンザ定点医療機関数39)で割った値となります。
記
1 予防方法
○石鹸を使ってこまめに手を洗いましょう。
○咳エチケットを守りましょう。
○こまめに換気を行いましょう。
○日頃から、十分な栄養と休養をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
○周囲でインフルエンザの流行がみられるときは、特に注意し、毎日の体温測定など健康観察を行い、早期発見に努めましょう。
○できるだけ人混みを避けましょう。
○インフルエンザの予防接種は、発症予防もしくは重症化予防に有効とされていますので、希望される場合は、医療機関に御相談ください。
2 かかったと思われる場合
○早めに医療機関を受診しましょう。
症状が出てから概ね48時間以上経過すると、ウイルスが増えすぎて薬が効かなくなる場合がありますので注意しましょう。
○咳があるときは、マスクを着用しましょう。
特に医療機関を受診する際は、他の患者への感染防止のため、マスクを着用してください。
○外出を控え、医師の指示に従い療養しましょう。
○次のような症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。
<小児>
•呼吸が速い、息苦しそうにしている。
•顔色が悪い(土気色、青白いなど)。
•嘔吐や下痢が続いている。
•落ち着きがない、遊ばない、反応が鈍い。
•症状が長引き、悪化してきた。
•けいれん、意識障害(視線が合わない、眠り続ける等)、異常な言動がある。
<大人>
•呼吸困難又は息切れがある。
•胸の痛みが続いている。
•嘔吐や下痢が続いている。
•3日以上、発熱が続いている。
•症状が長引き、悪化してきた。
3 学校・幼稚園、社会福祉施設等関係者の皆様へ
○日頃から幼児、児童生徒、入所者の発熱等の健康観察を行い、有症状者に対しては、早期受診を勧奨してください。
○施設内へウイルスが持ち込まれないよう対策を講じてください。
・教職員、施設職員は、日頃から自身の健康管理に努め、自身が感染源にならないようにしてください。
・施設においては、面会者等にインフルエンザ様症状の有無をチェックするなど注意喚起をしてください。
○定期的に窓を開放するなどこまめに換気を行ってください。
(目安として1時間に1回、5分程度。学校であれば休み時間のたびに実施。)
○インフルエンザの集団発生が疑われる場合は、学校医等に報告するとともに、最寄りの保健福祉事務所へ御相談ください。
【参考】 ≪流行期入り発表の時期≫
シーズン |
流行入り |
注意報 |
警報 |
2024~2025 |
2024年11月20日 |
|
|
2023~2024 |
※1 |
2023年9月21日 |
2023年11月15日 |
2022~2023 |
2023年1月6日 |
2023年1月12日 |
|
2021~2022 |
※2 |
|
|
2020~2021 |
※2 |
|
|
2019~2020 |
2019年9月19日 |
2019年12月18日 |
|
2018~2019 |
2018年12月19日 |
2019年1月9日 |
2019年1月17日 |
2017~2018 |
2017年11月29日 |
2017年12月20日 |
2018年1月17日 |
2016~2017 |
2016年12月7日 |
2017年1月18日 |
2017年1月25日 |
2015~2016 |
2016年1月20日 |
2016年2月3日 |
2016年2月10日 |
2014~2015 |
2014年12月10日 |
2015年1月7日 |
2015年1月15日 |
2013~2014 |
2013年12月4日 |
2014年1月22日 |
2014年1月29日 |
2012~2013 |
2012年10月31日 |
2013年1月9日 |
2013年1月23日 |
※1 2023年第36週(2023年9月4日~9月10日)から2023~2024シーズンとなりましたが、第30週(2023年7月24日~30日)以降、流行入りの目安である「1」を超えた状況が続いています。
※2 シーズンを通して、流行入りの目安である「1」未満であり「流行入り」していません。
【参考】
・厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html
【参考】≪感染症発生動向調査に基づく流行の警報とは≫
佐賀県では、インフルエンザの流行レベルごとに県民に注意喚起を行っています。各流行レベルの基準は、1医療機関当たりの患者数が下表の基準を超えた場合です。
〔基準〕
流行入り |
注意報 |
警報開始 |
警報継続 |
1 |
10 |
30 |
10 |
※流行発生警報の解除
定点報告数の県全体の平均値が流行発生注意報の基準値を下回り、かつ、全保健福祉事務所管内での定点報告数の平均値が前週の値を下回ったとき、自動的に解除されます。