RSウイルス感染症の発症の中心は0歳児と1歳児です。
再感染では風邪のような症状又は気管支炎症状のみである場合が多いことから、RSウイルス感染症であるとは気付かれていない年長児や成人が存在しており、症状がある場合、可能な限り乳幼児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。
接触感染対策としては、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒し、流水・石鹸による手洗い、またはアルコール製剤による手指衛生が重要です。
飛沫感染対策としては、鼻水、咳などの呼吸器症状がある場合はマスクが着用できる年齢の子どもや大人はマスクを使用することが大切です。
また、60歳以上を対象としたワクチン及び生まれてくる子の予防を目的に妊婦に接種するワクチンがあります。
■ 予防接種について
任意予防接種のため、接種費用は医療機関ごとに定められており、全額自己負担となります。
〇ファイザー株式会社(アブリスボ筋注用)【対象者】妊娠24週〜36週の妊婦及び60歳以上の者
〇グラクソ・スミスクライン株式会社(アレックスビー筋注用)【対象者】60歳以上の者