世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の三重津海軍所跡を舞台にした短編ミステリー小説を公開します
佐賀県が構成員となっている、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」(※1)世界遺産協議会では、本遺産の認知度向上、誘客促進を図る取り組みの一環として、ミステリー作家による本遺産の構成資産を舞台とした短編ミステリー小説を順次、令和4年度から制作・公開しています。
この度、佐賀エリアの構成資産である「三重津海軍所跡」(※2)を舞台とした作品を公開します。
記
1 作品名 「もちろん牛が先」
2 作家名 似鳥 鶏(にたどり・けい)氏
※主な作品…第16回鮎川哲也賞佳作入選の「理由(わけ)あって冬に出る」、
2014年にテレビドラマ化された「戦力外捜査官シリーズ」等。
3 舞台となる構成資産
三重津海軍所跡(佐賀市川副町・諸富町)
4 公開日
令和6年12月5日(木曜日)15時
5 公開場所
メディアプラットフォーム「note」
(「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会
公式アカウント(https://note.com/officialjmir)に掲載)
※「note」…文章、写真、イラストなどの作品を配信するWEBサイト。
「明治日本の産業革命遺産」
世界遺産協議会
公式noteアカウント
6 作家プロフィール
1981年千葉生まれ。2006年『理由(わけ)あって冬に出る』で鮎川哲也賞佳作入選、同作でデビュー。作品に「戦力外捜査官シリーズ」(河出書房新社)「育休刑事シリーズ」(KADOKAWA)をはじめとするシリーズや、『叙述トリック短編集』(講談社タイガ)『推理大戦』(講談社文庫)など多数。
(※1) 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」とは、2015年7月に世界文化遺産に登録された、明治以降の日本の近代化におい
て重要な役割を果たした産業遺産群。全国8県11市に点在する23の構成資産全体で、世界遺産の価値を有しており、2025年には登録10周
年を迎える。
(※2) 洋式船の修理・建造と洋式船に関する教練指導のため佐賀藩が創設。木と土で作られたドライドックは日本最古。日本初の実用蒸気船「凌風
丸」の建造にも成功。佐賀藩の海軍の様子や日本の伝統技術と西洋技術の融合、自然環境を巧みに使った洋式船の運用方法が具体的に分かる貴重な遺跡として、平成27年(2015年)に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界文化遺産に登録。