高齢者の方に適した食事を安全に提供するためには、医療と福祉の連携が不可欠です。中でも嚥下調整食についての情報共有は重要ですが、施設によって嚥下調整食の呼称や定義が違い、施設間での食形態の意思疎通が難しいことが課題となっております。また、令和6年度の診療報酬・介護報酬改定で施設間の栄養情報連携の推進が強化されており、入退院(所)時の食事内容や摂取状況等を分かりやすく記載した栄養情報提供書を活用することが望まれます。
そこで、唐津地区の病院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム等の管理栄養士・栄養士で、栄養管理担当者連絡先及び各施設の嚥下調整食等の情報共有を図るとともに、令和6年度の診療報酬・介護報酬改定に伴い、栄養情報提供書の様式(厚生労働省例示様式を改変)と記入例を作成しました。
施設間の情報提供等にお役立てください。
栄養情報提供書の様式と記入例を作成しました
厚生労働省が例示した様式を基に、唐津管内の医療機関及び高齢者施設の管理栄養士・栄養士と検討し、必要な項目を追加した唐津版の様式と記入例を作成しました。これは、厚生労働省が例示した様式や、すでに各施設で使用されている様式の使用を妨げるものではありません。その際はできるだけ「記入する必須項目」を記入することで、継続した栄養管理を行うことにつながると考えています。診療報酬や介護報酬の加算の有無に関わらず、広くご活用ください。
<参考>
※令和7年3月現在のものです。掲載している内容は変更されていることがあります。
※ご不明な点は唐津保健福祉事務所 健康推進担当 管理栄養士までお問合せください。(0955⁻73⁻4186)