令和6年12月20日 園芸農産課 水田農業担当 担当者 友澤、大宅 内線 2355 直通 0952-25-7117 E-mail:tomozawa-yuuto@pref.saga.lg.jp |
佐賀県が育成した水稲新品種の名前が『ひなたまる』に決定しました
佐賀県が育成し品種登録出願している水稲新品種の名前が『ひなたまる』に決定しました。
『ひなたまる』は、「ヒノヒカリ」と同等の良食味で、夏季の高温下でも品質低下が少なく、病害虫(トビイロウンカやいもち病)にも強い特性があ
ります。
今後、県内で栽培されている「ヒノヒカリ」や「たんぼの夢」に代わる品種として、令和7年産から栽培が開始される予定です。
記
1 名前
『ひなたまる』
2 名前に込められた思い
生産者・消費者・実需者全てに寄り添うという思いを込めて、あたたかさと力強さが感じられる『ひなたまる』に命名しました。
〇病害虫や高温に強く、安心して栽培できる。
〇味にクセがなく、どんな料理にも合う。
〇高品質なお米を消費者に安定供給できる。
3 育成経過
(1)2013年に佐賀県農業試験研究センターにおいて人工交配(母は「関東263号」、父は「西海291号(後の「つやきらり」)。
(2)2019年から「佐賀69号」の系統名で栽培試験を開始。
(3)2024年9月9日に品種登録出願(出願番号第37598号)。
(4)2024年12月20日に出願公表。
4 『ひなたまる』の特徴(「ヒノヒカリ」と比較して)
(1)高温条件下でも品質が優れる。
(2)収量は、2割程度多い。
(3)「いもち病」に強く、「トビイロウンカ」の被害に遭いにくい。
(4)食味は「ヒノヒカリ」と同様においしい。
※詳細な品種特性は別紙をご覧ください。
5 今後の展望
近年、高温などにより収量や品質の低下が課題となっている「ヒノヒカリ」や「たんぼの夢」から『ひなたまる』への品種転換を行っていきます。
添付資料