佐賀県内でインフルエンザ患者が急増しています~定点当たり患者報告数が過去最多となりました~
感染症発生動向調査(第52週:令和6年12月23日~12月29日)において、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が94.36(患者報告数3,680人)となり、感染症法に基づき調査が開始された平成11年4月以降で最多となりました。
地域の医療を守るため、休日・夜間の検査目的での受診や、微熱・咳などの“軽いかぜ症状”での受診は控え、かかりつけ医等での診療時間内での受診をお願いします。
(注)
・定点医療機関とは、感染症の発生状況を知るために対象感染症ごとに一定の基準に従って県が各地区に定めた医療機関のことです。
・定点医療機関当たりの患者報告数とは、一週間に一か所の定点医療機関でどのくらいの受診者がいたかを表すもので、全患者報告数を定点医療機関数で除した値となります。
1 予防方法
○石鹸を使ってこまめに手を洗いましょう。
○咳エチケットを守りましょう。
○こまめに換気を行いましょう。
○日頃から、十分な栄養と休養をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
○周囲でインフルエンザの流行がみられるときは、特に注意し、毎日の体温測定など健康観察を行い、早期発見に努めましょう。
○できるだけ人混みを避けましょう。
○インフルエンザの予防接種は、発症予防もしくは重症化予防に有効とされていますので、希望される場合は、医療機関に御相談ください。
2 かかったと思われる場合
○38℃以上の発熱、全身の倦怠感、頭痛、関節痛などが急激に表れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
受診の際は事前に医療機関に電話をしましょう。
症状が出てから概ね48時間以上経過すると、ウイルスが増えすぎて薬が効かなくなる場合がありますので注意しましょう。
○咳があるときは、マスクを着用しましょう。
特に医療機関を受診する際は、他の患者への感染防止のため、マスクを着用してください。
○外出を控え、医師の指示に従い療養しましょう。
○次のような症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。
<小児>
•呼吸が速い、息苦しそうにしている。
•顔色が悪い(土気色、青白いなど)。
•嘔吐や下痢が続いている。
•落ち着きがない、遊ばない、反応が鈍い。
•症状が長引き、悪化してきた。
•けいれん、意識障害(視線が合わない、眠り続ける等)、異常な言動がある。
<大人>
•呼吸困難又は息切れがある。
•胸の痛みが続いている。
•嘔吐や下痢が続いている。
•3日以上、発熱が続いている。
•症状が長引き、悪化してきた。