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令和7年1月21日 流通・貿易課 企画担当 安冨、一丸、浦 内線 2346 直通 0952-25-7252 E-mail:ryuutsuu-boueki@pref.saga.lg.jp |
食と器を通して料理人と佐賀を繋ぐ交流事業 シェフ・イン・レジデンスSAGA 第3弾を1月21日から実施します
佐賀県は、独立を考えている若手料理人や地方に興味のある料理人等が、一定期間佐賀に滞在しながら、地元の生産者や窯元、蔵元等と交流を深め、自らのクリエーションを高めていける仕組みとして、佐賀県初となる「シェフ・イン・レジデンスSAGA」に取り組んでいます。
その第3弾として、気鋭の薪火料理レストランでの勤務や世界最高峰レストランが日本で開催したポップアップレストランへの参加、東京・多摩地方での食に関するフィールドワーク、日本各地の風土や食文化を研究対象としたリサーチなど、料理を通して様々な活動を行う三浦真央子氏が、1月21日より11日間佐賀に滞在していただきます。
滞在中、食材の収穫体験や県内料理人との交流、郷土料理の学習、佐賀特有の地形や史跡の調査など、佐賀の風土や文化をより深く知ってもらうためのプログラムを用意する予定となっています。
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(※)シェフ・イン・レジデンスSAGA第1弾(令和6年9月30日~10月6日)の様子
シェフ・イン・レジデンスSAGA第3弾の概要
〔滞在日程〕 令和7年1月21日(火曜日)~31日(金曜日)
〔滞在拠点〕 和多屋別荘(佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙738)
〔参 加 者〕 三浦 真央子(みうら まおこ) 料理人(東京)
〔内容〕 ○県内の意欲ある生産者や窯元、蔵元等を個別に訪問(産地ツアー)
○料理を通じた県内料理人との交流
○県内に残る郷土料理の歴史を学ぶ
○佐賀特有の地形や史跡をめぐる独自調査
○滞在拠点の和多屋別荘内にあるラボキッチンを活用し、産地ツアー で出会った食材を使ったメニュー試作
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(※)滞在拠点となる和多屋別荘(左)と敷地内に併設されたラボキッチン(右)
参加者プロフィール
1995年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、飲食表彰論専攻。「テロワール」と「サードウェーブコーヒー」のおこりを研究題材としたことをきっかけに、その土地で育まれる食文化の成り立ちや背景などへの関心が高まり、特に発酵文化に親しむ。大手広告代理店に勤務後、革靴「NAOT」の広報を経て、東京都調布市にある薪火料理レストラン「Maruta」にて、広報・調理に従事。令和6年9月に同店を退職。その後、京都で開催された世界最高峰のレストラン「noma」による3ヵ月間限定ポップアップレストラ「noma kyoto」に参加。現在は、国内を中心に、料理活動を通して、その土地の風土や食材のリサーチを行っている。得意分野は、発酵保存食と焼き菓子づくり。
趣旨・概要
食材と器と料理人が織りなす食文化創造事業(サガマリアージュ)
佐賀県では、有田焼創業400年事業や肥前さが幕末維新博覧会、アジアベストレストラン50などを契機に、「食材」と「器」と「料理人」を組み合わせ,
調和させることによって新しい価値を創造する「サガマリアージュ」に取り組んでいます。
これにより、佐賀が世界に誇るべき「食材」と「器」の価値に気づき、これらを磨き上げ、新たな価値を創造する料理人が育ちつつあることから、令和3年度より、これまでの成果を受け継ぎ、「サガマリアージュ」を進化させて、トップシェフを目指す県内料理人や若手料理人などのスキルアップを目的としたプロジェクトを展開しています。
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| 
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(1)サガマリアージュラボ
才能ある県内料理人のもとに、こだわりの食材や器などの作り手が集まり、互いの持つ知識や技術、感性などを共有することでスキルアップを図る自発的な研究会を県内各地に立ち上げる。 | (2)USEUM SAGA(ユージアムサガ)
「サガマリアージュラボ」での活動を通じて磨いてきた知識や技術、感性などを表現・発信する場として、人間国宝などの器を使った期間限定のプレミアムなレストランイベントを開催する。 | (3)サガマリアージュセミナー
県内料理人や若手料理人、飲食事業者等を対象にした食分野のプロフェッショナルによるセミナーを開催し、様々なインプットを通じた意識改革や学びの機会を作る。 |
このような取組を通じ、国内外で食と器と料理人のまちとして佐賀県の評価が高まり、ひいては県内に旅の目的となるレストランが生まれることを目指します。