県営クリーク防災機能保全対策事業 みやき地区は、木柵による護岸整備を平成29年度から実施し、令和7年度にすべての計画路線(30路 線、L=9,020m)の整備が完了する予定となっています。
【事業の目的】
クリークは、農業用水の貯留機能や送水機能のほか、大雨時に降雨を一時貯留し、周辺地域の湛水被害を防止軽減させる洪水調節機能などの多面的な機能を有しています。
しかし、クリークの多くは土水路のままであることから、経年変化や水位変動により法面の崩壊や浸食、泥土の堆積が進行し、貯水・送水機能の低下、湛水被害の増加、農作業や隣接道路の通行が危険な状況となっていました。このことから、間伐材を活用しての木柵による護岸の整備を行うことでクリークの機能回復を図り、農業被害の未然の防止や湛水被害を軽減し、地域の安心・安全を図ることを目的としています。
【今後について】
事業完了後は、クリーク機能を維持することが必要であることから、地元におけるクリーク法面の草刈り等の維持管理や適切な用水管理が必要となります。今後は、地元においてクリークの保全について話し合いが行われ、適切な管理が行われることとなります。