パーキング・パーミット(身障者用駐車場利用証)の対象者に「乳幼児と一緒の場合」を加えてください。いろいろと難しいかもしれませんが、何とかしてできるように知恵を出してほしいです。
また、身障者用駐車場を屋根付きとし、民間の事業者等が設置する場合は、県がその経費の一部を補助できるよう制度を新設してください。
1つめのご意見にあった、パーキングパーミット制度の利用対象者についてお答えします。
この制度は、身体的に歩行が困難な方を利用対象として、妊産婦の方については妊娠後期でお腹が大きくなる妊娠7ヶ月から、出産後、首がすわっていない乳児と外出する必要があるときに利用できるよう、産後3ヶ月まで利用できる「利用証」を発行しています。また、多胎児の場合は、妊娠6ヶ月から産後18ヶ月まで利用できます。
2つ目にご意見のあった身障者用駐車場への屋根の設置についてですが、出産され、小さなこどもを連れた方は、外出する機会には、ベビーカーを車から降ろしたり、ベビーカーに乗せたりする際など、特に、雨の日の移動は大変な思いをされているかと思います。
バリアフリー法においては、傘をさすことが難しい車いす利用者のために「屋根もしくは庇(ひさし)を設けることが望ましい」とされています。
県では、お年寄りや障がいのある方、子育て・妊娠中の方など、みんながしぜんに支え合い心地よく過ごせる、佐賀らしいやさしさのカタチ「さがすたいる」を広めています。この取組に協力いただける県内民間事業者を対象に、日常的な外出先となる飲食店等におけるバリアフリー化など、受入環境の整備を推進するため「さがすたいるバリアフリー化補助金」として、工事施工費の一部を助成しています。また、だれもが使いやすい、「さがすたいる」の趣旨に沿った施設整備について、各市町の施設管理者へ周知を行っていきます。併せて、対象駐車場の台数を増やす取組や、不正利用を抑制する取組を進めており、今後もこうした取組を進めていきたいと考えております。
当制度がよりよいものとなるよう、今後も皆様のご意見や制度導入自治体の事例等を参考にしながら検討を行ってまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。