令和6年12月15日（日曜日）、佐賀県庁で「令和6年度佐賀県森林・林業・緑化関係表彰式」が開催されました。
県では、地域林業の振興及び緑化推進のため永年にわたって貢献し、その功績が顕著な個人、団体、学校を「佐賀県森林・林業・緑化功労者」として表彰しています。
表彰式では、日頃の活動とともに新たな特用林産物の確立など林業の振興が評価され、団体の部において、管内の「佐賀市婦人林業研究会」が表彰されました。
今回表彰の佐賀市婦人林業研究会は、「林業を頑張るお父さんを応援しよう！」、「次世代に山の大切さを伝えよう！」を合言葉に、平成8年に富士町内の72名で、「富士町女性林業研究グループ」として発足。その後、平成17年の市町村合併に伴い、「佐賀市婦人林業研究会」へ名称を変更し、林業者と林業者以外の人が論じる場を作る為の会員の拡充と会員相互の連絡調整を図り、自主的なグループ活動を促進し、林業知識の向上及び林業経営の研究改善によって林業所得の向上を目的に活動されています。
近年は、平成25年に「佐賀市漁村女性の会」の会員が新たに加入され、これをきっかけに漁村女性の会と協力し、コラボ商品を開発され、平成28年から「佃煮のり」と「柚子のり」を販売されています。
また、古湯温泉で滋養強壮に良いと湯治客にふるまわれていた伝統文化を掘り起こし、富士町で収穫した「ウバユリ」のゆりデンプン粉を使用した商品「ユリコ浪漫」を開発・販売するなど、地域の新たな特用林産物としての確立と、ウバユリによる山林の美化を目指して活動されています。
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第68回佐賀県森林・林業・緑化功労者等表彰式
（佐賀市婦人林業研究会は中央より右） |
このほか、同研究会は、令和6年9月に長崎県で開催された第64回林業研究グループ九州地区交換研修大会で発表された「佐賀市漁村女性の会との連携やウバユリを利用した製品開発について」で最優秀賞を受賞され、令和7年2月開催の令和6年度全国林業グループコンクールに九州ブロック代表として参加されることになっています。
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| 第64回林業研究グループ九州地区交換研修大会 | 開発商品「ユリコ浪漫」 |