| 令和7年2月25日 文化・観光局 文化課 文化財保護・活用室 担当者 細川 内線 3332 直通 0952-25-7233 E-mail bunkazaihogo@pref.saga.lg.jp |
小惑星に「吉野ヶ里」が命名されました
国際天文学連合（IAU）が1月13日付で命名した小惑星34件のうち、「吉野ヶ里」と「武雄楼門」の2件が佐賀県の関連として命名されました。
「吉野ヶ里」と命名された小惑星は、故 古川麒一郎（ふるかわきいちろう）氏（天文学者 東京大学 東京天文台助教授 国立天文台助教授）が1982年に発見し、小惑星48408として登録されていたものです。
小惑星「吉野ヶ里」の命名には、命名権を持つ故人（古川麒一郎氏）の妻（古川鈴子（ふるかわすずこ）氏）が吉野ヶ里歴史公園で開催された天文学に係る研究会の開催をきっかけに、故人と小惑星の命名作業に携わったことのある天文学者とともに国際天文学連合（IAU）への推薦状及び申請書を作成されました。
小惑星「吉野ヶ里」は、火星と木星の間を巡る小惑星帯に位置し、公転周期4.062年で回っています。径約4kmと比較的小さく、見かけの明るさは19-20等なので、肉眼ではみることはできませんが、「吉野ヶ里」と名付けられた小惑星が、太陽の周囲を回り続けていくことになります。
なお、吉野ヶ里とともに命名された「武雄楼門」についても故人の別宅が嬉野市にあり、佐賀に関連の深い名称として名付けられたとのことです。
参考
＜小惑星「吉野ヶ里」＞
軌道長半径 2.55au
離心率 0.186
公転周期 4.062年
直径 4.173km
※登録内容はこちらをご確認ください。
＜小惑星「武雄楼門」
小惑星帯の小惑星
軌道長半径 2.54au
離心率 0.138
公転周期 4.040年
※登録内容はこちらをご確認ください。
○2024 年の国際天文学連合（AIU）小惑星の命名数
・418件（うち、日本関係で命名されたものは23件）
○これまでに確認されている小惑星の総数
・1,434,993件(うち命名数25,074件)