県内では、学童期の方を中心に多くの発生が見られますが、百日咳はどの年齢の方でも感染する可能性があります。
1歳以下(とくに生後6か月未満)の乳児が感染すると重症化することもあります。
咳が出るときは、マスクを着用するなど咳エチケットを守りましょう。また、咳が長引くときは早めに医療機関を受診しましょう。
〈感染経路は〉
咳やくしゃみなどによる飛沫感染、接触感染によって人から人に感染します。
感染力が強いため、家庭内や学校などで感染が広がってしまうことが多いです。
なお、百日咳に対する免疫を持っていない集団の中に1人の感染者がいた場合、16~21人に感染させてしまうと言われています(インフルエンザは2~3人、おたふくかぜは11~14人)。
〈症状は〉
感染後7~10日の潜伏期を経て症状が現れます。
感染力がもっとも強いのは、発症早期(カタル期)です。百日咳の特徴的な咳が出る前になります。
(1)
カタル期(約2週間)
・風邪症状に始まり、徐々に咳が激しくなります。
(2)
痙咳(けいがい)期(約2~3週間)
・短い咳が連続して起こり、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音が出ます。
(3)
回復期
・激しい咳は徐々に弱くなり、全経過約2~3か月で回復します。
〈治療法は〉
治療には、マクロライド系抗菌薬が有効とされています。発症早期(カタル期)に抗菌薬を服用すれば、症状の軽減と周囲への感染期間の短縮が期待できます。
《予防のポイント》
手洗いや咳エチケット(咳が出るときのマスク着用等)などの基本的な感染対策が大切です。
生後2か月以降は、定期接種としてワクチンの接種を受けることができます。予防接種を受けることで重症化を防ぐことができます。
【参考】
百日咳とは(国立感染症研究所)
(外部リンク)
佐賀県感染症情報センター
(外部リンク)