
令和7年(2025年)2月28日 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 企画学芸課 担当者 秋山 直通 0952-41-7550 E-mail: rekishikan@pref.saga.lg.jp |
佐賀県立佐賀城本丸歴史館テーマ展「鍋島直大と百武兼行 ふたりが見た明治」を開催します
文久元年(1861)に父直正より鍋島家の家督を継いだ鍋島直大(なべしま・なおひろ、1846-1921)は、「最後の佐賀藩主」として知られる人物です。明治維新後に藩主の座を解かれると、旧大名家の当主としていち早くヨーロッパへ留学し、帰国後は豊富な海外経験と父譲りの開明的な視野を活かして駐イタリア王国特命全権公使をはじめとした政府要職を務めます。明治17年(1884)には侯爵となり、社交・外交のみならず芸術文化の発展にも多大な貢献を果たしました。
直大の事績を語る際に欠かせない人物の一人が、百武兼行(ひゃくたけ・かねゆき、1842-1884)です。佐賀藩士の家に生まれた百武は8歳で直大の御相手役に選ばれ、以降主君である直大を側近として陰日向になり支えました。外交官でありながらヨーロッパで本格的な油彩画を修め、日本近代画壇の黎明期を代表する傑作を遺したことでも知られています。
幕末から明治へという激動の時期に青年時代を過ごし、日本人としていち早くヨーロッパの息吹を体感した鍋島直大と百武兼行。新しい時代を切り拓いた二人がどのような未来を展望しようとしたのかを資料や作品を通して探ります。
記
1 会 期 令和7年(2025年)3月14日(金曜日)~5月11日(日曜日)
2 開館時間 9時30分~18時00分
3 休 館 日 なし
4 会 場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)
5 観 覧 料 無料
6 主な展示資料
鍋島直大 外国漫遊・外交在勤歌集(本館蔵)/特命全権イタリア公使鍋島直大他写真(本館蔵)/百武兼行筆《バーナード城下絵》(1878/明治11年、佐賀県立美術館蔵)/百武兼行筆《マンドリンを持つ少女》(1879/明治12年、公益財団法人鍋島報效会蔵、佐賀県重要文化財)/集書(公益財団法人鍋島報效会蔵[鍋島家文庫、佐賀県立図書館寄託])/百武兼行筆《鍋島直大像》(1882/明治15年、公益財団法人鍋島報效会蔵、佐賀県重要文化財)/鍋島直大所用 大礼服(1880/明治13年頃、公益財団法人鍋島報效会蔵) ほか
7 関連イベント
(1)学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が展示の内容を詳しく解説します。
日時 令和7年3月20日(木曜日・祝日)・4月6日(日曜日)・5月11日(日曜日) 各日14時~(40分程度)
会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)
(2)第241回歴史館ゼミナール
「ある洋画家の誕生 ―百武兼行と19世紀後半のヨーロッパ―」
日時 令和7年3月22日(土曜日)13時30分~15時
会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 外御書院
講師 吉住 磨子 氏(佐賀大学芸術地域デザイン学部教授)
(3)第242回歴史館ゼミナール
「鍋島直大と百武兼行 ふたりが見た明治」
日時 令和7年4月19日(土曜日)13時30分~15時00分
会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 外御書院
講師 秋山 沙也子(本館学芸員)
※ギャラリートーク、歴史館ゼミナールはいずれも事前申込不要です。
【参考】主な展示資料

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鍋島直大洋行願い(部分) 公益財団法人鍋島報效会蔵 |

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百武兼行筆《マンドリンを持つ少女》 公益財団法人鍋島報效会蔵、佐賀県重要文化財 |

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特命全権イタリア公使鍋島直大他写真 佐賀県立佐賀城本丸歴史館蔵 |

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百武兼行筆《鍋島直大像》 公益財団法人鍋島報效会蔵、佐賀県重要文化財 |

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鍋島直大所用 大礼服 公益財団法人鍋島報效会蔵 |

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廿五年貴族院議事之図 佐賀県立佐賀城本丸歴史館蔵 |
添付資料