佐賀県では、事業者が商品やサービスの価値にふさわしい価格設定を行い、収益力を向上させ設備投資などの好循環に繋げるために、モデル事業者を選定し、それぞれの事業者にあった専門家等とともに、価値に見合った価格設定に必要な戦略などについて研究を行いました。
【事業の背景・目的】
佐賀県には、歴史やモノづくりの文化が根付く「本物」がありますが、その本物の価値の伝え方や価値に見合った値付けが課題になっています。
県内の飲食店の中では、多忙な従業員の負担を減らす観点から、商品の磨き上げを行った上でとその価値にふさわしい価格にしたところ、客足は変わらず収益が上がったことから、賃上げや生産性向上のための設備投資へ繋がった好事例も出てきております。県では、このような好事例を多く生み出すため、モデル事業者への専門家派遣とともに関係機関も伴走し、価値にふさわしい値付けに向けて取り組んでいます。
【事業概要】
モデル事業者への中小企業診断士など関係機関による伴走支援
・モデル事業者に合った中小企業診断士を派遣し、3~5回のワーキング実施。
・ワーキングの内容は、原価計算、価値の洗い出しや価値の見せ方や伝え方、値付け戦略などについてディスカッション
【モデル事業者】
■栗山商店(竹細工)
武雄市西川登地区で竹の伐採から製作・販売までしている数少ない事業者
職人によるすべて手作業で製造されており、20年~30年使えるほど高耐久で経年による変化を楽しめ
る竹細工が特徴。
<担当の中小企業診断士>
会社員時代にマーケティングの実務経験から販売促進、売上向上、収益改善などを専門にしており、こ
れまで、鉄工所、酒造メーカーや有田の窯元など多様な業種への支援実績があり経験が豊富。県が取り
組んでいる価格転嫁伴走支援においても焼き物などの伝統工芸品分野者の支援を行っている。
■有限会社河太郎(イカの活き造り)
唐津市呼子町でイカの活き造りを提供する飲食店。
イカの活き造り定食を求めて全国からお客さんが来店。
GWなどには、長蛇の列ができるほどの人気店。
<担当の中小企業診断士>
中小企業のオンリーワン戦略確立における実践的支援を得意としており、企業・商品ブランディングの
確立とマーケティング戦略実行支援を現地現場で体現している。県で取り組んでいる価格転嫁伴走支援
においても事業者の支援を行っている。