
日本薬学会においてコスメに関する研究内容を発表します
佐賀県では、唐津市・玄海町を中心とする北部九州に美と健康に関するコスメティック産業を集積させ、コスメに関連する自然由来原料の供給地となることを目指すコスメティック構想に取り組んでいます。
今回、コスメティック構想の一環として取り組んでいる、佐賀県産の農林水産資源の化粧品原料化に向けた研究において、その成果が日本薬学会で発表されることになりましたのでお知らせします。
■学会概要
1.学会名
日本薬学会第145年会(福岡)~薬学エコシステムの推進:異分野連携で拓く未来のイノベーション~
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/pharm145/content/summary
2.期間
2025年3月26日(水曜日)~29日(土曜日)10時00分~17時00分
3.場所
福岡国際会議場、マリンメッセ福岡B館、福岡サンパレス
■発表概要
【日時】2025年3月29日(土曜日)8時30分~15時00分
【発表場所】マリンメッセ福岡B館 展示室 1階(福岡市博多区沖浜町2-1)
【発表内容】「佐賀県産ツバキ油の皮膚浸透と角層構造の関係」
佐賀県の離島・加唐島では、天然のヤブツバキが自生しており、これを原材料として佐賀県産(加唐島産)ツバキ油が作られている。ツバキ油は、皮膚への浸透性が高いとされているが、それを裏付ける科学的エビデンスは少ない。そこで、佐賀県産ツバキ油の皮膚浸透と角層構造に対する影響を明らかにし、地産素材としての有用性を見出すことを目的とした。本発表では、佐賀県産ツバキ油によって水溶性化合物の皮膚浸透性を促進させること、また、その効果には角層構造の変化が関わっていることが示唆される結果が得られた。
【発表形式】ポスター発表
【発表者】本間 希(ほんま のぞみ)
佐賀大学化粧品科学講座(主宰:徳留嘉寛教授)
佐賀県産業イノベーションセンター産業振興部技術振興課
佐賀県コスメ産業創出研究員
【その他】佐賀県では、コスメに関連する自然由来原料の供給地となることを目指して、引続き佐賀大学等と連携して、佐賀県産素材の化粧品原料化に向けた研究開発を行ってまいります。
■取材について
当日の取材を御希望の場合は事前登録が必要となりますので、ものづくり産業課コスメティック産業推進室までご連絡をお願いします。