これまで、入院を要する小児救急の役割を担う嬉野医療センターは地域の初期小児救急が提供されない 時間帯において、初期小児救急の役割を補っていましたが、令和7年4月以降、小児科医不足により嬉野医療センターの体制が変わり同センターの初期小児救急の機能が一部制限されたため、平日22 時以降、土日祝日17 時以降の時間帯は救急車による搬送受入を停止せざるを得なくなっています。 人口減少とともに小児科を目指す医師は全国的に減少傾向にあり、医師の働き方改革も進められている中で、これまでのような、いつでもどこでも初期小児救急が提供される体制は困難となりつつあり、時代の変化にあわせた対応が求められています。 県としては、SAGA Doctor-S プロジェクトなどにより関係機関と連携して医師の育成・定着等に取り組んでいるほか、限られた人員で、県民の皆さんが安心して小児医療の提供を受けられる体制づくりを大学や小児科医の専門家団体等とともに考え、取り組んでいます。 初期小児救急の体制構築の責務を担う嬉野市にも、この課題の当事者として協議に参画していただき、小児科医が減少していく中での地域における初期小児救急体制のあり方や人材確保等について、ともに検討していきたいと考えます。 |