佐賀県では、下水道や集落排水、浄化槽などの生活排水処理について、どの地域をどの施設(手法)で整備するかの将来像を示した県構想を策定しています。
前回の整備構想(佐賀県生活排水処理施設整備構想)は、平成22年度に策定しましたが、今回、整備状況や社会情勢などの変化に対応するため見直しを行うとともに、名称を変更し、新たな県構想として「佐賀県生活排水処理構想」を策定しました。
1.見直しのポイント
(1)人口減少や少子高齢化など社会情勢を踏まえる。
(2)「普及地域の拡大」だけでなく、「施設の改築・更新」や「経営の安定」などの多様化した課題に対応する。
2.今後の取組みと目標値
取り組み |
目標 |
短期目標 |
県内の普及格差解消に向
けた取り組み |
汚水処理人口普及率 |
87% |
集合処理区域の普及率 |
94% |
浄化槽区域の普及率 |
58% |
下水道等の経営安定化を
目指した取り組み |
集合処理区域の接続率 |
88% |
処理区の統廃合 |
15箇所 |
企業会計導入市町数 |
12市町 |
計画的な施設の改築・更新
を目指した取り組み |
処理場のストックマネジメント
計画策定率 |
80% |
持続的な施設の管理に向
けた取り組み |
下水道BCP策定数 |
17市町 |
3.ベンチマークと目標値
重要課題として取り組みが必要なものについては、今回の県構想のベンチマークとして設定し、短期目標に加えて、中期目標を示しました。
ベンチマーク |
短期目標(H32) |
中期目標(H37) |
浄化槽区域の普及率 |
58% |
74% |
集合処理区域の接続率 |
88% |
90% |