
| 令和7年12月24日 広報広聴課 フィルムコミッション担当 担当者 楢崎 内線 1160 直通 0952-25-7296 E-mail saga-fc@pref.saga.lg.jp |
作家・原作・ロケ地すべて佐賀!高杉真宙主演!1月9日公開の映画『架空の犬と噓をつく猫』佐賀で満員の凱旋プレミアイベントを開催!公開日より劇中で登場したバス停を限定設置!

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| 左:森ガキ侑大監督 右:高杉真宙 | 高杉さんおすすめのバス停シーン(芦溝地区農村公園) |
2024年4月に佐賀県フィルムコミッションの撮影誘致・支援のもと、全編佐賀県内の7市30ヵ所で撮影された映画『架空の犬と噓をつく猫』の舞台挨拶付き完成披露上映会が、2025年12月20日(土曜日)に、佐賀市内の映画館・109シネマズ佐賀で開催されました。登壇したのは、森ガキ侑大監督と主演の高杉真宙さんで、ロケ地である佐賀での特別な舞台挨拶に、満員の会場は温かな雰囲気に包まれました。
森ガキ監督は「原作の舞台が佐賀であり、佐賀出身の作家・寺地はるなさんの作品の持つ“土地の空気感”を映像で表現できると思った。撮影以来久々に訪れたが、自然豊かな場所で、改めて佐賀で撮影できて本当に幸せだった。」と語りました。
さらに「以前は福岡に住んでいたので、佐賀は大好き。今回の撮影でも、古湯温泉や武雄温泉に行き、打ち上げではロケ地でもあるメルヘン村の「ドン・グリス」を歌う徳久望さんにサプライズ登場してもらい大合唱。その後は〆パフェのお店に大人数で行きました。」と振り返りました。
また「有田焼、醤油瓶、海苔缶など当地の小物や衣装にもこだわり、佐賀らしさを自然に取り入れました。」と制作秘話を披露。おすすめのシーンについて聞かれると、「1シーンで家族を描くことが出来た火葬場のバスのシーン」と語りました。

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| 遊園地のシーンはメルヘン村で撮影が行われた。 | 森ガキ監督おすすめの「火葬場のバスのシーン」 |
高杉さんは「お隣の福岡出身で、幼少期からバルーンフェスタに行ったことがあり、呼子のイカや丸ぼうろも大好きで、佐賀には縁を感じていました。今回、嬉野温泉でも撮影し、残念ながら入れなかったが、すごくきれいな場所で川もあって、こんなところで温泉入ってゆっくりしたいなと。またリベンジしたいと思っています。」とコメント。また、おすすめシーンについて聞かれると「主人公の山吹と幼馴染の頼のバス停のシーン」と語りました。
最後に、高杉さんは「オール佐賀で撮影したこの映画を、地元のみなさんに観ていただけるのは本当に嬉しいです。エキストラの皆さんにも感謝しており、本当にみなさんと一緒に作った映画になっています。あとは多くの方に見ていただくだけなので、みなさんも協力お願いします。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくりました。
映画『架空の犬と噓をつく猫』は、昭和の終わりから平成の終わりまでの約30年にわたって、佐賀県をモチーフにした架空の町を舞台に、弟の死により現実を見なくなった母親を筆頭に、家族誰もが“不都合な真実”から目をそらし、それぞれの嘘を重ねながら、それでもなお一緒に暮らしている“機能不全”の羽猫家を描いた作品で、映画では小城市が主人公の住む羽猫家のメインロケ地になっています。
これを受け、小城市では、2025年12月17日(水曜日)に総合エンターテインメント企業「ポニーキャニオン」公式YouTubeに、印象的なシーンをまとめた「小城市×架空の犬と噓をつく猫PR映像」を公開。また、映画公開日からの4日間限定で、劇中で印象的に登場するバス停を、普段は地元住民の憩い場でバス停のないロケ地である小城市芦刈町の芦溝地区農村公園にて設置されることとなりました。高杉真宙さんもおすすめのシーンと語るこのバス停を見ることができるのは4日間だけ。映画鑑賞後にぜひお越しください。
2025年11月に開催された世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」において、「日本らしく落ち着いていて、詩的で美しい映像」という評価を受け、撮影賞を受賞するなど、既に高い評価を獲得しています。作者・原作・ロケ地がすべて佐賀県の映画『架空の犬と噓をつく猫』は、2026年1月9日(金曜日)に全国124館で公開。県内では、佐賀市の109シネマズ佐賀、イオンシネマ佐賀大和、シアターシエマ、唐津市のシアターエンヤをあわせた全4館でも上映されますので、ぜひ劇場でご覧ください。
映画『架空の犬と噓をつく猫』概要
原作は、『川のほとりに⽴つ者は』で本屋⼤賞にノミネートされた寺地はるなの同名⼩説。脚本は『浅⽥家︕』で⽇本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵。弟の死により現実を⾒なくなった⺟親を筆頭に、家族誰もが”不都合な真実“から⽬をそらし、それでもなお⼀緒に暮らしている、機能不全の⽻猫家の約30年間を描いた物語。不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい――。そんな家族の“嘘”と“絆”を、丁寧に映し出していく。
主⼈公・⽻猫⼭吹(はねこ・やまぶき)を演じるのは、映画『劇場版TOKYO MER ⾛る緊急救命室 南海ミッション』、『盤上の向⽇葵』、テレビドラマ「ロイヤルファミリー」と出演作が相次ぎ、現在⼤活躍中の⾼杉真宙。確かな演技⼒と柔らかな存在感で物語を⽀える。⼭吹の幼馴染で恋⼈となる佐藤頼を伊藤万理華、⼭吹の初恋の相⼿、遠⼭かな⼦を深川⿇⾐が演じ、正反対の⼥性像を体現する。
また⺟・雪乃を安藤裕⼦、姉・紅(べに)を向⾥祐⾹、⽗・淳吾を安⽥顕、そして祖⺟役に余貴美⼦、祖⽗役には柄本明ら幅広い世代の実⼒派俳優たちが集結した。さらに、お笑いタレント・脚本家、⼥優と様々な顔をもつヒコロヒーや本作の舞台となった佐賀出⾝のはなわなど、バラエティに富んだ出演者たちが脇を固める。撮影は2024 年、原作の舞台である佐賀県で全編ロケが⾏われた。
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⾼杉真宙
伊藤万理華・深川⿇⾐・安藤裕⼦・向⾥祐⾹・ヒコロヒー
/安⽥ 顕・余 貴美⼦・柄本 明
監督︓森ガキ侑⼤
脚本︓菅野友恵
原作︓寺地はるな『架空の⽝と嘘をつく猫』(中央公論新社刊)
⾳楽︓ Cali Wang
制作協⼒︓佐賀県フィルムコミッション
製作幹事・配給︓ポニーキャニオン
制作プロダクション︓ヒューマックスエンタテインメント・ホリプロ
©2025 映画「架空の⽝と嘘をつく猫」製作委員会
2026年1月9日(金曜日)TOHO シネマズ日比谷 他 全国ロードショー

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| メイキング風景(寺地はるなさんと高杉真宙さん) | メイキング風景(高杉真宙さんとスタッフ) |
原作者・寺地はるなさんプロフィール・コメント

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| 撮影:山本まりこ |
1977年佐賀県唐津市生まれ。大阪府在住。
「ビオレタ」でポプラ社小説新人賞を受賞し、2015年6月に作家デビュー。2017年12月に『架空の犬と噓をつく猫』を発売。2020年12月に同作の文庫発売。他の作品に『世界はきみが思うより』(PHP研究所)、『わたしの良い子』(中公文庫)などがある。
コメント「即効性のある痛み止めではなく、漢方薬のようにゆっくりじわりと心に効く映画です。」
2005年に佐賀県庁内に設立。映画、ドラマ、CM、プロモーションビデオやWeb動画などの映像コンテンツのロケ誘致を行い、地域と一体となった映像作品づくりを支援し、また映像を通じた佐賀県の情報発信を行っています。
映画やドラマづくりに地元の方が参加し、楽しんでもらうことで地域活性化や話題づくりを促進し、その映像作品を通じて地元の方が改めて佐賀の良さを再認識したり、新たな魅力の掘り起こしにつなげたりすることも重要な目的のひとつです。