肥前名護屋城の圧倒的歴史価値を活かした観光集客施策に関する提案について

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ご意見

名護屋城は「当時、大坂城を超えて実質日本一の規模だったこと」「全国のスター武将がこの地に集結して暮らしていたこと」「わずか5ヶ月という驚異的な短期間で築城されたこと」など、日本史における最高峰のレガシーです。行政としては、歴史の事実に対して堂々とした姿勢を貫き、日本が誇るべき世界水準の土木技術や武将文化の遺産として、名護屋城を力強く発信していくべきです。この「ここにしかない圧倒的な強み」を活かし、大きなハコモノを建てることなく、全国から幅広い顧客(ライト層、ファミリー層、インバウンド)を呼び込むための5つの具体的な観光施策を提案いたします。

 (1)「推し武将の陣屋を巡る」聖地巡礼デジタルスタンプラリーの開催

   周辺に点在する100以上の大名陣屋跡を活用し、人気歴史ゲームや大河ドラマと公式コラボした周遊ラリー。

 (2)「5ヶ月で築城せよ!」リアル建築体験イベントの実施

   段ボールや木工ブロックを用いて「1日で名護屋城を組み立てる」ギネス挑戦イベントなどの体験型エンタメ。

 (3)「黄金の茶室」ロイヤル・アフタヌーンティー(プレミアム体験)の創出

   茶室の中で最高級の嬉野茶と和洋折衷スイーツを楽しめる、富裕層・インバウンド向けの特別プラン。

 (4)現代のトレンドに合わせた「バイラルSNSプロモーション」の展開

   TikTokやYouTube Shortsを活用し、武将たちのエピソードをクスッと笑えて歴史も学べるショート動画で連発。

 (5)「呼子イカ×名護屋城」グルメ&歴史一体型満喫パスの販売

   有名イカ店舗の優先予約クーポンと名護屋城の体験券をセットにし、グルメ観光客をそのまま城跡へ誘導。

   名護屋城は、その「史実」と「ストーリー」だけで日本一ワクワクする歴史観光地になれるポテンシャルを持っています。ご検討お願いします。


担当課の回答(令和8年6月11日)

 名護屋は、豊臣秀吉号令のもと、全国から160を超える名だたる武将・大名が集結し、人口20万人を擁する当時世界最大級の都市として、実質的な首都機能を有していました。また、茶の湯や能などによる多様な文化交流が生まれ、その後の日本文化発展の「はじまりの地」として重要な歴史的意義を持っております。

現在、名護屋城は秀吉の城郭の中で、唯一その全体像が確認できることから、「奇跡の城」や「近世城郭遺構の至宝」と称されるほか、著名な歴史学者から「安土桃山時代ならぬ安土“肥前名護屋”時代と呼んでもよい」との評価もされています。

 県ではこの歴史的・文化的価値を国内外に広く発信し、文化ツーリズムの創出につなげるために令和2年度から「はじまりの名護屋城。」プロジェクトを推進しています。

 具体的には、

  ・著名な歴史学者によるトークなどを通じて名護屋城や陣跡の価値を発信。また、茶の湯や能といった日本文化を体感しながら名護屋城を楽しみ、

   唐津エリアの周遊にもつなげる「名護屋城大茶会」の開催

  ・大人気歴史ゲーム「信長の野望」とコラボした陣跡サインを設置。また、そのサインを活用した周遊スタンプラリーを開催

  ・秀吉ゆかりの「黄金の茶室」「草庵茶室」を史実に基づき忠実に復元

 等に取り組んでおり、名護屋城をハブにした文化ツーリズムの創造を推進しています。

 特に、「黄金の茶室」については、

  ・実際に茶室の中に入り呈茶体験ができる、全国ひいては世界でもここでしかできない体験価値の高いプログラムを実施

  ・昨年度は、このプログラムをフックに、一人一室70万円・オール佐賀の超富裕層向けのプレミアム宿泊ツアーの新たな造成を実現

 といった他、現在、インバウンドを含めた富裕層向けの特別プログラム等の開始に向け準備を進めています。

 また、昨年度は名護屋城に隣接した「前田利家陣跡」の発掘調査において巨大な堀や桝形土橋とみられる遺構が発見され、著名な歴史学者から「陣というより、まるで城」と評価されたことで、ネット中心に全国的にも話題となりました。

 さらに昨年度には全国的な人気を誇る「出張!お城EXPO」を誘致し、名護屋城大茶会とコラボ開催し、「石垣ガイド」や「陣跡プレミアムガイド」の造成やミュージアムショップの大幅リニューアルといったサービスの磨き上げを行い、全国のお城・歴史ファンに向けた価値の発信について飛躍的に強化することができました。

 こうした成果もあり、昨年12月に横浜で開催された、日本最大級のお城イベント「お城EXPO」の中のアンケートで、肥前名護屋城が熊本城や姫路城などを押さえて「日本最高の城第1位」に選ばれるという快挙につながりました。以前と比べるとお城界隈でのプレゼンスは圧倒的に上がってきています。

 加えて、インバウンド対応として、名護屋城博物館では50以上の言語に対応する多言語デジタルガイドアプリ「ブルームバーム・コネクツ」を昨年度より導入し、世界中の人に展示を楽しんでいただくための環境整備も開始しているところです。

 いただきました御意見を今後の取組の参考とさせていただきながら、名護屋城跡・陣跡を核に、呼子のイカや佐賀牛といった豊かな食資源、玄界灘を望む雄大な自然など、地域資源を面的に結び付け、さらなる誘客促進に努めてまいります。

 

ご意見の担当課

 地域交流部 文化・観光局 文化課

 TEL:0952-25-7236

 E-mail:culture_art@pref.saga.lg.jp


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