ヒョウモンダコが、玄海海域で確認されています。ヒョウモンダコは猛毒のテトロドトキシン(フグ毒)を唾液腺に持っており、非常に危険なため、見つけても、絶対に捕まえたり触れたりしないでください。
詳しくは 資料 をご覧ください。
ヒョウモンダコにかまれたときの症状
- かまれた痛みを感じない場合もあり、出血などの傷と症状の発現で気付く場合もあります。
- かまれると、数分後から唇、顔や首のしびれを感じ、めまい、言語障害や嚥下困難が生じ、続いて急激に脱力感や嘔吐、呼吸困難が発現します。
- 重症の場合には15分程度で呼吸麻痺が進行し、90分以内に呼吸麻痺により死亡する場合もあります。
- かまれても必ずしも毒が注入されるとは限らず、症状が発現しない場合もあります。
かまれた場合の処置
- 安静にして、救急車を呼ぶなどして、すぐに医療機関(救急告示病院)で治療を受けてください。
- 毒をしぼり出し、流水で洗い流してください(口で毒を吸い出すことは非常に危険なので、絶対しないでください)。
- 呼吸麻痺がある場合には、人工呼吸を実施してください。
- 吐物を気道につまらせた場合は、横臥して背中をたたき、異物を吐き出させてください。